ネタバレ・感想あり春原いずみ《Dr.×Dr.》全3冊特装合本版のレビュー

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恋救との差別化に苦しんでる感じはあるかな
ネタバレ
2024年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ ご本人も恋救とは違う雰囲気、登場人物も被らないようなキャラ設定にしたいと思って、相当産むのに苦しんだそうです。恋救の食べ物とかレストランのシーンマジで興味なかったんですが、こうして読んでみると、良い緩衝材として機能していたんだなと思います。この作品の主人公小泉はちょっと本当に痛くて可哀想な気持ちになるトラウマ持ちで、結構シリアスです。それの解決編、そして、家族もその呪縛から解き放たれる続編という構図です。攻めのお兄さんも一応カフェというかご飯の出てくるマスター的なポジションなんですが、本編に絡んでくるようなキャラでないため、この作品に付きまとう暗さを払拭するには至らなかったかな。恋救シリーズは華やかでイキイキとした生命力みたいなものに満ち溢れていたような感じなんですけど、この作品はちょっと違うかな。攻めと受けがよく恋人になれたなぁ…という感じです。自分の過去を実際に知っている相手とか、私は逆に避けるかも。あの時のアレ見られちゃったんだ…という意識に飲み込まれて、何もかも知られている安心感、もしくは諦め?みたいな物よりも、知られた事による恥ずかしさ、辛さの方が上回るような気がして、恋人になるにしても、もう一巻分くらいのぐるぐるがないと結ばれないように思うのですが、上手くまとまっています。その辺はやはり作家業30年のベテラン先生なので、読みやすいし、収まりがいいです。続編では攻めは自分のことを選んでくれない腹立ちから手ひどく受けのこと抱いたり、あんなに家族とドイツ行くっていっていた受けが、両親はずっと昔から過去のことを知っていて黙ってたんだもう何も信用出来ない…からの父救急搬送、攻めが執刀→親からの自立。うーん…この辺りの受けの感情の変化ジェットコースターすぎて。もうあなたたちとは話すことありません、みたいな受けの感情がね。もう信じられない!的な気持ちはよくわかるんだけど。毒親というほど酷い親だったわけじゃないしな。十分に心配と愛情の両方与えられていたと思うから、小泉の態度の変化がそういうふうになってしまうものなんだろうか…と、思ってしまった。志築谷澤カプ好きですねー!いや、無理やりかい!とは思うけど、本編のシリアス乗り越えた後で、なんかこの2人くらい分かりやすいものを脳が求めていたみたいです。谷澤さんもだんだんと志築さんのこと好きになると思うから、この2人の続き読みてー!
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大好物😍
2021年7月6日
外科医としてキレ者の詩音の過去が見え隠れしてて、どう立ち直っていくのか、人生をどう切り拓いていくのか、そこにもう一人の天才外科医が絡んできてドキドキハラハラ。
医療物としても、ラブストーリーとしても楽しめました。3冊合本版なのでオススメです
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3冊、紙本で持っていたのですが
2021年6月4日
SSもあるし電子でも読みたいと思ってお迎え。春原先生の医療物好きです。藤河先生のイラストも凄く好き。
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作品はいい
2021年6月4日
単品で買って読んだ後だから、なんか悔しい・・・
まとめるなら言ってくれれば・・・こっちを買うのに
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ドクター×ドクター
2021年10月3日
2冊(電子書き下ろしSS2本)+電子オリジナル(スピンオフで志築×谷澤)+特典SS2本+2冊の表紙カラーの合本版。専門用語があちこち出てくるので調べつつ読了。
トラウマを抱える外科医の小泉は、人との接触が苦手で周囲とも上手くいかずに悩む日々。そんな小泉に助け船を出すのが、フリーランスの外科医・芳賀。優しく懐深く、実はかなりの執念!が良いです。血の処理(どう隠すのか等)の疑問。二人の過去の出会いから再会まで、ちょっと都合良過ぎな気もしました。
2巻 過保護で過干渉な両親VS小泉。そこから脱却=自立できるのか?な話。両親のやり方がよろしくないとしても、何が正しいのか?その辺りを芳賀がズバっと切り込みます。しかしそれは小泉本人が言うべきではと思いました。
最後はスピンオフ。毒舌な志築×影の薄い小動物系・谷澤。初対面から当たりが強い志築。言っていることは正しくても言い方+やり方は嫌でした。
しかもいきなり襲ったりドン引き……2昔前の話みたい。谷澤も気が弱くて流され系でイライラタイプ。表題作は良かったですが、スピンオフは好みではない内容。
久しぶりに読み返して
2024年7月7日
すごい前に読んで面白かった記憶があり、久しぶりに読み返してみました。以前は手放しで面白いと思っていましたが 色々とツッコミ入れたくなりました。襲われた経験が有る人間がそんなに簡単に克服できるものなんでしょうか?しかも無理矢理の時もありましたけど本当に大丈夫? 葵も突然襲われて本当に感じちゃったの?イヤイヤそれは無いでしょう?
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作家名: 春原いずみ / 藤河るり
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 講談社
雑誌: 講談社X文庫