このレビューはネタバレを含みます▼
花凛は、子どもの頃に引っ込み禿(かむろ)だった経験から、温かい食事を食べることが何よりの幸せということを知っていました。
それで、花魁になるのを止めて、料理を習い自分の店を持ち、花魁たちに温かい美味しい料理を食べてもらおうと、借金をしてまでその夢を叶えようとしました。
その夢に乗ってくれた神楽と共に、多くの人が認めてくれる料理人になっていきます。表紙絵では、花魁道中の恰好をした花魁が包丁を持っていますが、それが花凛の料理人としての正装になりました。
花凛と神楽が作る料理はどれも美味しそうなので、現代でも其の品書きで店を出すと流行りそうです。
次なる巻でも、花凛と神楽は人が思いもつかないような料理を作って、私達を驚かせてくれるのでしょう。
早く次巻が出ないのか待っているのですが、未だのようなので催促しましょうか。