ウエハラ蜂先生の挿絵、いつ見ても素敵。
葉月エリカ先生の作品も『うちの上司が偽宦官で~』とかコミカライズされてる作品、いくつか読んだけどおもしろかったので読んでみようかなと思って購入。
さっすがソーニャらしい、仄暗く熱っぽい、人の深淵を覗くような物語。
優しく人格者だった青年が壊れていった残酷な体験、嘗て天使であった純真無垢な少女が●欲に堕ち穢れていく様、一途で不器用な青年が異常な状況の中で翻弄され巻き込まれていく過程、この異母兄弟の関係の根底にある親の代からの因果。
そこに晴れやかさはなく、どこまでも陰鬱さが続き、●靡な蟻地獄の底の終幕まで、見事なメリーバッドエンド。
この背徳感が後味が悪くてなんとも言えない読後感となったけど、この救いのない三角関係が絶妙におもしろかった。
それにしてもインの字、不適切ワードなのね…(笑)。