このレビューはネタバレを含みます▼
魔性の年上受け辺境伯と真面目な王子様、これは私の大好きなやつ! 試し読みでモブと妖しい雰囲気になっていますがモブたちとはキスとお触り程度で眠らせて誤魔化して純潔だけは守ってますのでご安心ください。マティアスは養父から引き継いだ領地を頑張って治めるためにあえて魔性の男になっている。腹黒ではあるけど領民からは親しまれているし最後の砦は守るし、こういう年上受け大好き!!
対してルドルフ王子、勉強も軍の仕事もできて正義感あふれる男ではありますが何だか言動が子供っぽく感じました。王子だけどまったく王子らしくなくて、父王が厄介払いで与えた宮殿を売っぱらって街で下宿するし、身分が謎な学園時代の憧れの先輩を「アールグレン様」と様付けで呼び続けてたり、なんだか不思議な王子様。ちょっといい感じになるとマティアスからは早速ルドルフと呼び捨てにされてるし…最初ぐらい形式的にでも殿下つけて笑
計算高い魔性の年上受けと武力と行動力があるけど純朴な王子の恋はとても好みでした。でもでもBL小説で朝チュンなのは初めてで驚きました!!我慢に我慢を重ねたルドルフ王子の悲願達成シーンは読者たちにも内緒なのね…残念。