このレビューはネタバレを含みます▼
面白かったんですが、マティアスとやっと気持ちを交わし会えたルドルフ…その余韻が短すぎる…
そんで税務調査の描写が長過ぎる…
15日間と言うのがキーなので必要と言えば必要なのかもしれないですが、そこに割くならもう少し余韻を楽しみたかったと言うのがあります。
お互いの指命を隠してるからの擦れ違いが面白いんですけど、ちょっとジレジレしますねw
スピカ文庫さんはあまり長編じゃないので仕方ないのかもですが、題材が良いのでもう少し作り込んで貰った方が良い感じの話ではありました。
初読み作家さんですが、別作品があれば読んでみたいです。
文体は少しだけ気になる部分もありましたが、概ね良かったと思いました。
ちなみにあらすじにルドルフが第三王子と書かれていますが第六王子の間違いかと…。