シリーズの電子オリジナルのタイトルを見ていて毎回思っていましたが、今回ほど感嘆するレベルで「言い得て妙」と感じたことはない気がします。
榊のような変人?変態?じみた人は、他者には理解できそうもない(まぁ理解したいとも思いませんが)独特で独自の世界観の中か、自分だけの公式が当てはまる別次元に生きているのだど思いました。榊=愚者、の楽園…これ以上ないネーミングセンスです。
ストーカーまがいのおかしな人なのに、こうして短編といえどメインの話を書いてもらえる榊って、先生も含めて案外「ファンじゃないし好きじゃない。でも嫌いまでじゃないし憎めない」と思っている人が多そうな気がします。
敵か味方か、その辺のボーダーラインを「自分より相手の為を思えるか」だとするなら、ギリ和孝の事を考えて行動できる所がセーフなのかなと思います。
精神的にはストーカーと大差ないけど、物理的に危害は加えないだろうし弁護士としては使えるから、このまま知り合い以上友達未満な関係でいてほしい、愛すべき変人キャラです。