ネタバレ・感想あり君がいなきゃ涙さえ出ない【特別版】のレビュー

(4.3) 14件
(5)
6件
(4)
6件
(3)
2件
(2)
0件
(1)
0件
可愛いストーリーかと思いきや
2025年1月31日
表紙の印象とは違って割と重たいストーリーでした。
その分読み応えがあって良かったです。
父親はもう変わらないだろうけど、この後受けが凄い医師になって跡を継いで欲しいって言われて欲しい。
それで更に断って欲しいけどね。
いいね
0件
一途な想い
ネタバレ
2023年1月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初はかなり強引に思えた十李の一途な想いの押し切り勝ちな話ですが、とても引き込まれる内容で面白かったです。最初はかなり戸惑っていた志摩が、少しずつ門宮に惹かれていくのが良かったです。
登場人物の背景設定は暗めですが、純粋な愛が感じられて良いなと思いました。
小山田あみ先生の絵も素晴らしいです。
長い間、抱えてきたものが解放される
ネタバレ
2022年7月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ チャラ男のふりして大学に通う志磨。自分が好きじゃ無い。十李と出会って、動き出す運命。一方的に志磨につけ込むようにして近づいてきた十李にから距離を取ろうと頑張るけど、十李がそれを許さない。その理由は後々わかるのですけれど。志磨の育った環境がなんとも…。母親の気持ちもわかるけど、辛いですね。こういうのは。志磨が生きていて良かった。十李と同じ気持ちになりました。生きていたら、なんとかなることもあるんです。十李が志磨の苦しみを知ることで、志磨の苦しい気持ちが解放されて行ったのがとても良かった。十李のしぶとさが、自分も志磨も救うことになったんですよね。小山田あみ先生のイラストが美しい!!表紙のカラーがとても幸せそうで、志磨と十李の未来のようで、いいです。
いっぱいの涙!
2022年7月6日
志磨と十李の隠されたとこが気になり、夢中で読みすすめました。志磨の家族のことが分かった時は、ぞっとしましたね。二階堂には、もっと違うことをされたのかと想像してたけど違う意味でホッとしました。十李は、ずっと一途、だったんだね。二人が幸せを掴んでよかったです。イラストが好きな小山田さんなので、うれしかったです。
上手い!
2022年5月2日
冒頭部分の謎めいた出会いから、強引な攻めに受けがべたべたに甘やかされて、愛されほだされながら、過去の傷を癒し、家族と向き合い、立ち直っていく様子が丁寧に描かれていて、読み応えたっぷりの作品でした。最後には冒頭部分の謎の伏線もしっかり回収され、すっきり・・・。沙野先生、さすがの筆力に感服&小山田先生のイラストも相変わらず美しくて秀逸でした。続編&二階堂のスピンオフが読みたいです~。
囚われの心の脱出
2022年4月6日
志磨の過去の後悔や両親との確執や鬱屈、十李が志磨に拘る理由、全ての伏線が回収されてて『さすが』としか言いようのない完璧なストーリー展開でした。
年下攻めの手厚いイチャイチャ
ネタバレ
2024年6月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 年下爆イケわんこ攻め。脛に傷持つ受け。攻め喘ぎが可愛いくて非常に良かった。ねっとり軽めの変態ぽいプレイが随所にありますね。本作はファンタジー要素のない現代物でした。
医学生
2024年3月2日
チャラく振る舞う志摩と 大学の準グランプリを取るほどのイケメン十李との出会いから 十李のグイグイとアプローチするわけがわからず先が読めないところが面白かったです。
志磨と十李の過去の出会いからの今の出逢い
ネタバレ
2023年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私たちは現実に、大学生が酒を飲んで羽目を外し、複数人で寄ってたかって異性に性的暴行を加えて、それが公になって人生を棒に振ってしまったという例を知っています。
また、混み合う電車の中で異性又は同性に性的な嫌がらせ行為をして、相手が電車に乗れないほどのトラウマを与えたり、又は犯行が公になり社会的地位を失ってしまったという例もニュース等で見知っています。
志磨の女子のお持ち帰りは複数で不届きなことを画策する輩から彼女たちを守るための苦肉の策で、あわよくばを考えているわけではないけれど、彼女たちにしてみればがっかり案件かもしれません。
十李も、電車の中で酷いことをされていたのに、救ってくれなかった志磨を恨んでいたという側面もあります。しかし、その頃の志磨は自身の学業や進路で悩み事を抱えて押しつぶされそうになっていて、人に構っている余裕がなかったのでした。
自力で立ち直った十李は、志磨の抱えている問題を共に解決しようと乗り出してくれます。新たな犠牲者を出さずに済んだのも良かった点です。
小山田あみ先生のイラストは好きなのですが、此の小説の表紙の十李も志磨も美しくは見えません。何時ものタッチの絵の方が好きです。表紙絵の為に此の小説を手元には置かずに手放してしまいました。先生も余り人気がなかったので、此の水彩画調のイラストはその後封印してしまったようで、安心しました。
いいね
0件
親は選べない
2023年2月20日
家庭環境が及ぼす影響は少なからず誰しもあると思うなけれど 閉鎖された中での圧力は子供の心を壊す。
そんな中でも志摩は抗い頑張って来たと思うと切ない
親を選べない
土季の一途に愛されて幸せに。
いいね
0件
人生は何度だってリスタートできる
ネタバレ
2022年10月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 王子とチャラ男の軽めのBLかと思い読み始めたのですが…。読むにつれ、志磨を支配しているもの、悪夢の正体、過去の疵が明らかにされてゆき、あまりの理不尽さに読むのを中断してしまう程キツかったです。子供を素材といい子育てを人材育成だと言い放つ父親と面子と保身ばかりの母親。雁字搦めにされながらも前に進みたいとがんばる志磨の姿に共感しました。一人ではできなかったことが、二人だから乗り越えて行けたのだと思います。決着をつけたからといって過去の疵は消えてくれないけれど、二人で新しい家族を未来を作っていって欲しいです。明るい未来を彷彿とさせる再生ストーリー部分は面白かったのですが、その他の部分にモヤモヤが残りました。強引に始まったかに思えた二人の関係も十季の過去を知れば納得ですが、志磨を罰することを妄想して何年も逆恨みした挙句、出会ってからの犯罪ギリギリの行動と変態まがいのプレイの数々は受け入れられませんでした。手に入れるためなら手段を選ばない怖い人に感じました。
ピュア!
2022年5月20日
沙野さんの作品にしては、今回は入り組んでいない素直なストーリー展開でした。初恋が実っていく過程を楽しめます。超美形のトオリと、一見チャラめ仕上げにしてる実はすごく真面目なシマの2人の物語。2人とも乗り越えられないトラウマがあって、それを互いに見せ合い、自分の中で過去のものとして消化していくことで、互いの存在をなくてはならないものと認識していきます。トオリが一貫してシマにベタ惚れな感じを楽しみました。当て馬の登場もなく、物語の起伏には乏しいですが、静かに育む愛が素敵です。
イケメン年下押しかけ女房攻め
2024年1月25日
沙野先生お得意?の年下押しかけ女房攻め、おいしそうだなと思って購入。エロはやっぱりおいしかった。
大学生同士の話、攻めの十李が甘くぐいぐい強引に受けの志磨に迫る感じはとても好みな展開でムフフとなったのだけれど、二人がなぜ今こういう気持ちになるにいたったかという、心情の経過みたいなものがいまいちしっくりこなかった。脇役二階堂のキャラも中途半端だったような。うまく説明のできない違和感を時折感じつつも、攻めと受け、二人の過去に何があったのかは気になって、すいすいと読了。
十李は志磨を甘やかしてるようで、志磨の意思を無視して勝手にあれこれやるので、甘いだけの攻めではなく、暴力的なとこもある。好きとかいいながら、結局はそれやっちゃうのかと思うような行動もあって、ある意味沙野先生らしい攻め。受けも単純にただ受けてる受けではありません。
とりあえず強引な攻めにほだされる受けという好みの設定と、エチの時にとても気持ちよさそうにしている攻めというのを見られた点はよかった。
小山田先生の挿絵は今回もすてきだったけれど、志磨のチャラさがあんまり出てなかったような?
スゴイ才能だが精神にエグいダメージ
ネタバレ
2022年12月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 志磨が女の子をお持ち帰りしているのもきちんと理由があったり(まあやることはやってるんだが)、伏線の回収やストーリーの構成には流石、と思いました。
ただ、文章力が凄い分、マイナスな心理描写もリアルで、主人公に感情移入して引きずられやすい私には、読むのがちとキツイ一冊でした。
試し読み部分を読むと、この作者さんにしてはほんわかした設定なのかな?と思い購入しましたが、中々どうして、普通の大学生のBLな訳なかった…いや、ストーリーは拷問みたいのがあるわけじゃなし、生きて帰れんのか、コレ?みたいなヒヤヒヤシーンもないんだけど、志磨の呑んだくれ状態の辺りとか、ホント精神抉られます…
感情移入し過ぎてしまう方や、サクサク読めるBLを期待している方はご注意を!あ、でもちゃんとハピエンです!
レビューをシェアしよう!
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 二見書房