ネタバレ・感想あり冬虫夏草(新潮文庫)のレビュー

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旅する家守
ネタバレ
2025年10月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 序盤さっそく家守綺譚でおなじみの人々が登場。あの世の人高堂、マドンナダァリヤの君、寺の和尚(狸話!)、となりのおかみさん、編集者山内、新キャラ菌類オタクの南川それぞれと、主人公征四郎とのかけあいが、まあ絶好調(マドンナとは初々しさ最高潮) おお、コメディ風味をパワーアップされたのですね、と思ったけどそこじゃなかった。途中から征四郎一人旅。飼い主より格上のシゴデキ犬ゴローを探すため、またイワナ夫婦が営む宿に泊まりたい、と。鉄道で琵琶湖の東・能登川駅まで行きその後は歩く歩く。例のごとく人ならざるものと遭遇しますが今回は人との交流も多いです。「アケビ」の老夫婦プラス炭焼きのおじいさんとの会話なんてやたら心地良いです。妊婦で亡くなってしまった菊さんのパートは悲話なんだけど、霊になった菊さんにアタフタ、ドタバタする南川がいい味出してます。征四郎があちこちで優しいので、何度もほっこりします。
旅の記録、神様や河童や里の人々との出会いの物語、家屋のようすや地域の生活・風習など色々な方向から楽しめます。そして征四郎が訪れたいくつかの村は今はダム湖の底に沈んでいるそうで(終盤、高堂が予言しています)失われていくものへの惜別・愛情の物語とも言えそうです。1つ不思議なのはダムが完成したのって昭和40年代みたいなんですけど…作者さま、いったいいつ現地を見られたのでしょうね? もしかして見てない? 見てきたとしか思えない空気感を感じますけれど…
ラストシーン、喜びを爆発させる征四郎とゴローにこちらも幸福感いっぱいで読み終わりました。
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「家守奇譚」の続編
2024年12月18日
「家守奇譚」が好きな人は、読むべきだと思います。おすすめです。続編ですし、あの独特の世界が蘇ってワクワクしました。
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征四郎とゆかいな精霊たち、第二弾なのだ!
2022年9月23日
『家守綺譚』の続編。綿貫征四郎とゆかいな精霊たち第二弾です!!! 今回は行方をくらました愛犬を探しに、征四郎が山に分け入る旅のお話。不思議でしんみりさせてくれる梨木ワールドに取り込まれていくのは、なかなかの快感です。
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作家名: 梨木香歩
出版社: 新潮社
雑誌: 新潮文庫