どこかズレたヒロインに迫られ、陥落する魔術師ヒーロー。
Web版にはなかった二人のデート話には笑わせてもらいました!。
王太子の婚約者として学問や立ち居振舞いを極めることで愛してもらえる、と盲信していたヒロインが己の過ちに気付き、利用されるくらいなら自ら愛してもらえるよう努力し一人の女性として愛されたいと祖国を救った隣国の魔術師に持ちかけるところから始まるお話。
ヒロインと婚約者である王太子との会話中のヒロインの心情が軽妙です。
ヒーローもハニトラを警戒しつつも、懸命に自分を口説こうと苦戦するヒロインに惹かれ、最難関の問題が発生しないことで生まれて初めて身も心も弛しあえることに歓喜します。
ヒーローのヤンデレ発言をヒロインが喜んで肯定するのも笑えました。