ネタバレ・感想あり海がきこえるのレビュー

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骨太な女性像
ネタバレ
2025年4月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ いわゆる萌えとかとは無縁な、けれどリアルにいたらいい男からそうでもない男までモロモロと引き寄せられるいわゆる女に好かれないけど女が大好きな男からはめちゃりんこにモテる系女子とそんな彼女となんだかんだ縁が続いている男の子のお話。
東京から四国に来た、めちゃ美人だけどなじまないやらわがままやらよくもわるくもみんなひっかきまわされてるヒロイン。
そんな魔性とも思える彼女に振り回される主人公。
でもそういう美女は何をしても許される。結局一番おいしい思いをして最後まで行くんだろうな~という感じのヒロインをもやもや見つめる主人公が切ない。
いろんな人と巡り合い毎日顔を合わす学生時代ならではの空気感とかそこから離れた感とか、絶妙です。
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なんと
2024年12月18日
まさか、まさかの、氷室冴子作品がジブリ作品の原作に、驚きました。さすが鈴木敏夫さん、見る目たしかですね。ありがたやーありがたやー24.24.18記
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名作
2024年5月25日
当時、知らない人がいなかったくらいの大ヒット作品です。氷室冴子といえば、平安時代を舞台にした作品が多いイメージがあったので、現代ものもあるんだな、と思って読みました。繊細な感情が描かれていて、今の若い人にも読んでもらいたいです。
ジブリが気づいた時なかなかやるな
2024年5月7日
と上から目線でムフフしてました。
もちろん、映画より原作です。
映像化して失敗したって書いたら削除されそうです。
でも、それほど氷室冴子先生の原作が素敵なのです。
よく怒らなかったなと思います
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読後感が良い
ネタバレ
2024年1月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新装版が出たので電子で新たに購入。親の都合で東京から高知の高校に転校してきた里伽子と、里伽子に振り回される主人公の拓。親友の松野との関係や卒業後の大学生活など、何気ない日々が実に生き生きと描かれています。拓の回想形式で物語は進みますが、風景の描写、登場人物の機微などがとても丁寧に書かれています。特に、拓が夏休みの帰省時に自宅の玄関先から見た土佐湾の描写は、訪れたことのない土地なのにその風景がありありと目に浮かびました。淡い文章に挿絵がさらに作品の世界観を作っていて、過去に何度も読んでいるのに今回も引き込まれました。土佐弁の温かさや拓の優しさに触れ、誰かに優しくしたくなるような読後感です。
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