ネタバレ・感想ありあなたは僕を愛していない【おまけ付】(イラスト付き)のレビュー

(4.3) 8件
(5)
4件
(4)
2件
(3)
2件
(2)
0件
(1)
0件
天使さんとお月さま・ピエタのマリア
ネタバレ
2024年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ えれな先生自身が5つ作品を選べと言われたらこの作品が必ず入るとあとがきに書かれてますが、読み終わって大きな余韻が残りました。旧ユーゴのこの地域への先生の思い入れも感じつつ読了しました。ショッキングな一臣とマリオンの出会い。オスカーのSSでマリオンが見た夢。娼婦だった母親は幼いマリオンを男たちに売っていた。ミハイルと出会うまでのマリオンの人生を思うと切なさが募ります。オスカーのマリオンへの想いも切ない。天使さんに会ったこともないのに、事故に遭った一臣の心の声がマリオンには届いていて。イエスを抱くマリアのピエタ。マリアは一臣であり、マリオンであり。「シナプスの柩」「地下室のワルツ」の主人公たちと本編やSSで接点があるのも楽しい。一臣と夏生は誰からも愛されるキャラが少し似てますね。仲も良いし。彼氏が傲慢で偏屈なのも同じ(笑)好みも似てる?😄欲を言えば、一臣はもう執刀できないと知った時のミハイルの気持ちも読みたかったかな。医師と話したとしか書いてなく。一臣が持ってたカルテとか見たのかな?うすうす気づいてはいただろうけど。人種、国家、宗教、医療とテーマは重いけれども、読後感はキラキラして。読み応えのある作品でした♪
映画を見終わったかの様な読後感。号泣です
2024年5月6日
医師としては最高かもしれないミハイルの傲慢な態度の下に隠された切なさや悲しみは最初読者には伝わりにくく、一臣が耐え忍ぶばかりで読んでて途中まで苦しいですが、マリオンの無垢な魂を通じて見る世界感が素晴らしく号泣モノです。作者様の筆力でまるでヨーロッパの風景まで見えるようで読了後は1本の映画を見終わったかの様に感じました。本編後のSSでMの憂鬱にクスッと終われるのも良かったです
最高!
2024年1月13日
『地下室のワルツ〜蜜と罰〜』のスピンオフです。私は地下室の〜から読みました。
とにかくよかった!ミハイルも一臣もめっちゃ好き!特に攻めのミハイルが性癖にぶっ刺さりました。地下室の〜も大好きですが、こちらも大好きです!こちらを読んで、また地下室の〜を読むと色々な背景が見えてさらに深く読めました。SSにはちょっとだけ地下室の〜の夏生が出てきました。
2作品合わせて読んでほしい!おすすめです!!!
切なすぎる...
2023年7月14日
紙書籍も持っていますが、華藤先生の作品の中でも大好きなお話なので即購入。何度読んでも切なくて登場人物たちが素敵過ぎてまたどっぷりと作品の世界に浸ることが出来ました。盛り沢山のおまけと小山田先生のイラストが最高です!
なんて切ない
ネタバレ
2024年9月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛の部分は大人の再開拗らせ愛で、素直になれないへそ曲がりなミハイルが終始わかりにくい感情でじれったくも切なくもありました。
健気で耐えながら愛を貫く一臣の気持ちはどうなる…という展開ですが、この作品はそんな恋愛よりもマリオンという少年の生涯が切なく儚くいろいろ考えさせられました。病気ゆえに無垢で善悪もわからず本能のままに行動するところにぎゅんとなり、最後のノートに絶対に天国にいるよねって言いたくなりました。
本編後のSSは絶対必要!ミハイル視点で救われるし本編でもそれもちょっとくださいって思ってしまった(笑)
シリアスで切ない内容
ネタバレ
2023年7月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全体を通してヨーロッパを舞台にしたシリアスな内容のお話でした。寒々しい季節のイメージで、病院での医師とその家族にまつわる患者のお話がメインです。一臣の事故の後遺症も辛いです。ミハイルの独特な性格とその不器用な愛情表現は、私には受け入れがたかったけれど、一臣がそれで良いのなら、そういう愛の形なのだと思いました。ミハイルの弟の運命は何となくわかっていましたが、クリスマス前のその時の瞬間は切なかったです。残されたクマのぬいぐるみのバッグやノートの内容に泣けてました。
番外編が良かった
2024年8月3日
歴史に疎くて、ドイツの分裂やユーゴスラビアの紛争など読んでて苦しくなる現実に触れることができました。
ずっと物哀しい雰囲気があって、このまま…と思ってたのに最後の大逆転が個人的に肩透かしでした…
が、番外編のM視点の話が面白くてこのカプが好きになれた!
いいね
0件
切ない、けど
ネタバレ
2023年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ すれ違いが切ないかもしれませんが、私にはここまで辛く当たる攻に魅力を感じることができませんでした。いくらなんでも感。
レビューをシェアしよう!
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 笠倉出版社
雑誌: CROSSNOVELS