爽磨がツンツンなんだけど、やってることは本当に可愛くて、ツンツンの言葉もアレです、甘いお菓子に塩をちょっとだけ効かせるとより甘みが引き立つ的な・・。その効果あって、ただただ甘えてくる受けの何倍もかわいく見せちゃうマジックがかかっています。私は怖い話が苦手なので恐る恐る読みましたが、全く怖くない、むしろ人間味のある霊たちでほっとしました。爽磨と大毅の仲がギクシャクした時も、「そんな、私のせいで・・。ああ、この人たち私の話聞いてない・・」みたいに嘆く女の人の霊とか、どの霊もクスリと笑わせる感じです。エチは、ちょっとオヤジな癖が発動する大毅と、チョロかわの極みとも言える爽磨で、これがまたよい。出会いの2人の感じからして、「ええ、そんなに甘くなります?」とびっくりする溺愛モードに突入します。それにしてもこの作家さんの話は、どれも読みやすいですね。