ネタバレ・感想あり軍獣の花、芽吹き咲けばのレビュー

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受けの成長
ネタバレ
2024年8月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても面白かった。獣族(獣人)と人族が共存しているが獣族への差別が根強い世界観。人族の医者一族の生まれの箱入りお坊ちゃん医学生受けと、獣族の軍人攻め。負傷した攻めを助けたのをきっかけに二人は恋に落ちる。しかしあまりにも二人の立場が違うので二度と会うことはないだろうと攻めは受けの気持ちを突き放すように別れる。で7年後に「久しぶり!イエーイ来ちゃった!」と前線基地に現れる受け。めちゃくちゃ笑った。二血が苦手でウサギの解剖で気絶していたおっとり弱虫な受けが、7年後に再会したら気の強いちゃきちゃきした軍医になっていた成長っぷりが面白かった。攻めを追いかけるために人族だけじゃなくて獣族医術の単位も取って倍の研修をこなして前線基地を志願して来た受けのガッツが凄い。獣族と人族の社会的な格差の描写もしっかりある。獣族への偏見で獣族を恐れていた受けが攻めと出会って獣族が人族と変わらないことを知り、更に職場で獣族の置かれている状況を知りどうにかならないかと葛藤するところも読み応えがあった。
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作家名: 糸文かろ
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: リブレ