ネタバレ・感想あり公爵は仮初めの妻を逃がさないのレビュー

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ヒロインのせいじゃないのに・・・
ネタバレ
2025年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインの母が、ヒーローの父親である公爵の愛人になった為に(元々かけおちまで考えていた恋人同士だったから、ある意味可哀想?)、ヒロインが周りから後ろ指刺される状態。偶然出会ったヒーローと因縁がありつつも次第に惹かれあっていく、葛藤が読んでいてつらかったです。公爵のヒロイン母への執着も凄かったけど、ヒロイン母が簡単にヒロインやヒロインの弟を捨てて公爵の走るっていうのが、虫唾が走りました。何か理由があるのかと思ったら、ただ単に公爵の傍にいたかっただけみたいなので、本当に最低の母親でした。ヒロインが本当に素敵な子でした。
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泣いた
ネタバレ
2025年7月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローが最初に愛することはないと突き放しますが冷たい態度を取る訳ではなく終始ヒロインを気遣っていたし惹かれていく葛藤も丁寧に描かれていたのが良かった。こういう話ってだいたい最初はヒロインを深く傷つけるヒーローが多いのですが。ヒーローは最初からちゃんとヒロインを守っていたし、ヒロインの強くて優しい人柄もあって、かなり辛い場面が続きますが泣きながらも温かい気持ちになれました。良作です。
欲を言えば2人が幸せに暮らす話をもう少し読みたかったです。
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哀しみから
ネタバレ
2025年7月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 上下巻にて完結。ヒーロー父とヒロイン母の関係は褒められたものではない。しかし正直に言うときっとふたりにしかわからない辛さ、哀しさもあったのだろう‥‥。この歳になれば分かる事もある。しかしその関係のせいでヒーロー、ヒロイン、そしてその周りの人達がとてつもなく苦しんできた事も事実。なんて切ないんだろうと胸が痛くなる事も。神官との軋轢、臣下達の思い、近隣国の思惑等、読み応えありました。良かったです。
御曹司と愛人の娘の因縁を超えて
2025年6月15日
因縁も身分差もある決して相容れるはずがない2人が、徐々に心を交わしつつ惹かれあっていくところが良かったです。この拗れた背景はどうしたら解れるのか心配でヒヤヒヤしました。
ヒーローもヒロインも実直、純粋、誠実です。
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すごく好き
2025年4月13日
数か月前にこちらの作品に気づき興味をひかれたものの、初読みの作家さんだし試し読みもできないし…と購入せずスルーしてしまいました。昨日ふと思い立って購入したのですが。こんなに面白い作品ならもっと早く読んでおけば良かった〜!寝不足になりながら一気読みでした。
あらすじだけ見ると、意に沿わない結婚をさせられた二人が次第に心を通わせ…という王道パターンなのですが、説得力が桁違いの小説でした。社会秩序やその中で生きる人達の暮らしっぷりがしっかり描かれていて、引き込まれるように読みました。納得しながら没頭するように読んだので、結末のカタルシスが半端なかったです。めちゃくちゃ面白かったです。
藤波ちなこさんのお名前を今回初めて知ったので、これから旧作を読んでいくのが楽しみです。
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善良な主人公達
2025年3月17日
二人が善良な分、お互いが親の愛人子供同士という歪さが目立って、そして重い…
嫌ヒロインは支え合える祖母や弟が居たけど、ヒーローは…
嫌がらせしてきた女性達に自分達が駄目にした物がどれくらい手間暇かかるか解らせる罰はヒロイン賢いと思った。
ツボです!キュン死にしそう!
ネタバレ
2025年1月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絶対に相容れないヒーローとヒロインが結婚することになってしまいます。ヒーローとヒロインは正妻と愛妾の子。公正で強くあろうとするヒーローは離婚が認められるまで白い結婚を通そうと考えます。一方のヒロインは、自分の母親がしたことで不幸にしてしまった家に放り込まれ針のむしろに。陰湿ないじめにも弱音を吐くことなく耐え忍びます。ヒーローとヒロインはお互いの立場を弁えて過ごしますが、小さなやり取りから徐々に相手を知り、助けたいと思うようになります。でもその度に自分達の立場を考え、深入りすることの無いように己を律します。好きになってはいけない相手なのに惹かれてしまう、でもそれは周りも、何より自分が許せないというジレンマに、ジリジリ、ズキズキしました。切なくて気になって、下巻はもう一気読みでした。ヒーローの苦悩と切ない気持ちがよく伝わってきます。そして全てが良い方向へ向かい、ヒーローの思いが爆発した際にはツボ押しまくりでキュン死にしそうでした!大満足の作品でした~!また読み返します!!
切なさ満載
ネタバレ
2024年12月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 成人の儀で公爵城に登城したヒロインと、公爵子息のヒーロー。
母親が公爵の愛人で出奔してから、弟と共に捨て置かれ祖母と領地の田舎で暮らしのヒロインは生真面目で愛情深い控えめな性格。公爵城では針の筵ですが、それに負けない芯の強さと受け入れる度量の広さがあり完璧でした。一方のヒーローもヒロイン母との関係のせいで教会に破門された父親を憎みながらも領民の為に懸命に立て直す努力家。
出会いから惹かれ合いながら、立場から諦めようとするも狂った父公爵に強制的に結婚を強いられ、気持ちと立場の間で揺れ動く2人がすごく切なくてよかったです。確かにページ数は少なめですが、お話としてはよくまとまっていて楽しめました。
ヒーローSideもあり、よかったです。
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涙なしには語れない
2024年12月1日
個人的、初夜に君を愛することはないと言われるシチュ史上ナンバーワン。上巻・下巻とも読んでて涙が溢れてきました。購入して良かったです。作品の内容にはなんの文句もないですが少しお値段が高いかなぁと思います。決して作品の価値に対して高いという意味ではありませんが、価格のせいで購入に踏み切れない人も多いのではないかと…出版業界も大変かと思いますがとても素敵な作品なので沢山の人に読んでもらいたいなーと思います。もしくはこの価格なら挿絵入れてほしかったですね。鈴ノ助さんのカバーイラスト素敵なので挿絵がないのはもったいない。
お話は最高に面白いがRシーンは控えめ
ネタバレ
2024年8月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーロー、ヒロイン共に親のせいで自由な選択が出来ず、辛い状況なのにもかかわらず、自分に出来る事を全うする健気なヒロインと憎い相手のはずのヒロインへも公正に接するヒーロー。お互いに惹かれ合うのも納得の人物像と、それを許さない状況がどのような展開になるのか?気になり2冊とも一気読みでした😊
Rシーンの回数や濃度は控えめでしたが、お話自体が面白いので満足でした!
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凄い親
2024年5月11日
親のしたことでヒロインはいじめに合うけど、それは仕方が無いと受け入れていて可哀想なのだけど、でも祖母の愛情や教育がヒロインに生かされていてお話に引き込まれて読みました。ヒーロー父公爵がとにかく執着が凄い。ヒーローの一途さは似ているのだろうけど、父のようにならないようにと意地にならず、自分の心にもちゃんと目を向けていて良かった。
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憎き相手との政略結婚。
ネタバレ
2024年3月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 上巻129ページ、下巻127ページ挿し絵なし。辺境の片田舎に暮らす下級令嬢ヒロインの母親は公爵の押しかけ妾として世間から疎まれている。ひょんな事から公爵子息と知り合ったヒロインは公爵の乱心により政略結婚させられることに…という話。ヒロイン母とヒーロー父が愛人という設定は、作者さん著の初恋の爪痕と相関図的に似てるかなと。ヒーロー父がとち狂ってて、それに周りが振り回されるという構図でした。ヒーローもヒロインもとにかくドがつく大真面目な性格で、2人の距離は本当に亀の歩みでした。憎い、けど気になる…という作者さん色がよく出ていたと思います。敵国との闘いという山場もあり、最後まで緊張感を持って読めました。Hシーンは最後の最後に一度。貯めに溜まった愛が溢れていて尊かったです。つくづく思いますが、挿絵が欲しかった。あとは…一冊あたり700円はちょっとお値段高めですが、読む価値はあります。作者さんの作品が好きな方は刺さりますよ。
子どもに罪はない
ネタバレ
2024年2月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 親の不貞関係から最も結ばれるべきでない二人が無理矢理結婚させられることに。結婚させた理由も狂気の沙汰としか思えないけど。親の業を背負ったヒーロー、ヒロインがあまりにも不憫。淡い一目惚れもあって徐々に気持ちが絆されていくのに、想いに蓋をしようとする姿が両者ともに切なかった。誰もが反対する関係だけど誰よりも互いの痛みと辛さがわかる二人。下巻後半でようやく結ばれるので、もう少し幸せな生活が読めたらよかった。
上巻は、
ネタバレ
2024年9月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 終始 胃が痛くなるような大変辛い展開でした。主人公の二人が、最初から惹かれあっているのに親のために気持ちを隠さなければならない状況。大司教様が、グッドジョブでした。
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何だか『初恋の‥』に似てたな。
2024年3月14日
ヒロインの不憫さには泣いた。もう少しヒーローからの溺愛とダダ惚れの部分が多ければ尚良かったかな。急に惚れ出して多少のご都合がうかがえたがお話は面白かった。よく似たお話だけど『初恋の爪痕』の方がすきかな。
下巻の方が好き
ネタバレ
2024年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鈴ノ助様の表紙が上下巻とも美しいです。作者様は私にはお初でしたが、主役2人は比較的冷静な感じの描写が良かったです。上巻が2人を取り巻く特殊な関係性や周囲からの嫌がらせとか、ありがちなお話っぽかったので続きの購入を迷ってましたが下巻は互いに素直に自分の心に向き合ってゆく様が丁寧に書かれていて良かったです。
タイトルと少しギャップがあるような?
ネタバレ
2024年2月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白く最後まで読めました。
でもタイトルが少し合ってない気がします。
ヒロインはそんなに逃げてないし、ヒーローもそんなに苦労せずにヒロインを取り戻したような。かなり終盤の出来事でしたし…
どちらかというと上巻の方が面白かったです。
ヒロインに逃げられるシーンをボリューム増し増しで読みたかったな。ヒーローにもっと必死になって欲しかった(笑)。
そして、ヒーローとその父の本質はよく似ているのではないかと思いました。
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作者さんらしい
ネタバレ
2025年4月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きな作者さん。
上下分けなくても、、という感じのボリュームでTLぽいシーンも下巻だけ。
作者さんの作品の中では切なさは少なめで、他の作品の方が好きだったので満足度は低い。
ヒロインがヒーローのお父さんに襲われるのではと心配したけどそこまでされなくて良かった。
お祖母さんの今際の際に会えたシーンはうるっときた。
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ページ少なっ
2024年3月16日
上下巻合わせてやっと文庫本一冊くらいのページ数でした。価格を下げるために分けたんでしょうが、上下巻分のボリュームを期待してたんでがっかりしました。
設定は確かに『初恋の爪痕』と似ていますが、こちらは歪んだ愛や執着をヒロインに押し付けない清廉潔白なヒーロー様なので二人の関係や周囲の反応もかなり違います。また、ヒロイン目線とヒーロー目線が交互に描かれてるのでハラハラドキドキが少なく、あっさり綺麗なハッピーエンドって感じでした。正直物足りなかったですw
またどこかでヒロインが散々虐め倒されて辛く苦しい日々を耐え忍んだ末にやっとハッピーエンドを迎えるようなお話が読めたらいいなあ…
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