ネタバレ・感想ありこじらせ作家の初恋と最愛のレビュー

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水地さん再登場!八郷くんのお守り兼保護者
ネタバレ
2025年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 灰汁島先生、世を儚んで未遂、自己肯定感低い、低いが故の傲慢みたいなところがあったと思うんですが、そういったところがだいぶ丸くなって、とても良いです。良い攻め。そんな良い攻めになったのは瓜生くんのおかげ。今回は、珈琲探偵がドラマ化。主演の八郷くんはなぜか灰汁島先生につっかかってきて、なんだか怪しい雲行きなんだけど…?という内容。前回ラスボスみたいな感じで出てきた水地さん、再登場です!八郷くんに振り回されて、疲労困憊気味。でも、この2人のコンビすきなんですが、さらに脇役たちが主人公になって続いたりするのかな!?八郷くんみたいなタイプは誤解されやすくて、当然若い頃は受け入れられないキャラだったと思うのですが、今回はなんか可愛く思えました。ドラマ撮り終えた後の無邪気な先生〜!ブンブンみたいな感じが、なんか天然っぽくて、まあ許してやるか(鼻息フンッ)てな具合に。まあ、人によって評価の分かれそうな子です。そんなこんなで、いつもなら早坂氏に頼りっぱなしな先生だったように思うんですが、最初のドラマ撮影の見学以降、早坂さん出てきませんでした。灰汁島先生の成長を感じる。10年越しに声を聞くことの出来たヒヅメさんとやらも謎か多く、気になります。絶対、攻めだと思う!!!ヒヅメさんの話書いておくんなまし!!!うみねこ亭のマスターもちゃんと物語のイチ登場人物として、実態を得た感じ。とても面白かったです!ショートの付き合い始めて間がないころの初々しい2人もよかったね。なんか、こっちが照れちまったぜ。ショートですが、挿絵2枚あります。贅沢です。ただやっぱり蓮川先生の絵は昔の方が好きだったかな。髪の毛のベタ塗りとか、昔はもっと艶とベタの濃淡がハッキリしてて、まあそれが古いってことになるのかもしれんけど、その時の方が繊細な感じで好きだった。個人的には目も、切れ長で細い感じの目の方が好きかな…慈英×臣のショートは今回ありません。スピンオフ作品にはなんだかんだで2人の小噺あったんだけど、今回初では?このこじらせシリーズはかなり面白かったので、主人公変えてもいいから同じ世界観で、続いてほしいですね!
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コミュ障同士のわちゃわちゃ
ネタバレ
2024年4月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ こじらせ作家シリーズ3作目。灰汁島のモノローグ「はじめてのドラマ撮影を見学に来たら、主演俳優にディスられてるんだが」が、面白過ぎた。瓜生は今回はなかなかいい彼氏ぶりです。灰汁島と主演俳優の八郷はコミュニケーションが苦手同士。わちゃわちゃしてました。このシリーズまだ続きそうです。
色んな意味で大人の灰汁島先生
2024年4月2日
実写化にまつわるトラブルなので、『セクシー田中さん』の件を思い浮かべながら読んだ。
作家さんを、書く以外のことで煩わせたらダメだよなー。
裏でミッフィー荒れ狂ってそう。
著作数58冊ってすぐ出てくるイサくんの強火担ぶりも相変わらずで、面白かった。
各業界に踏み込んだ内容故のやり取りが新鮮
2024年7月19日
【慈英×臣】シリーズとしては16作め、CPとしては3作めです。読み始めてすぐから何となく思っていた事が、あとがきを読んで色々と事態が飲み込めましたけど、今回はかなり業界に踏み込んだ内容でした。小説のメディア化に伴うあれこれや出版業界・芸能界の仕組みなど、やや説明的な部分が多かった気がします。それに伴い業界用語はもちろん、最近のネット用語(もしかしたら前からあるかもだけど、私は初めて聞いた「強火担」とか)が頻繁に出てきて勉強になりました。と同時に、若者達のコミュニケーションの取り方やノリなど、最先端の事情を作品に取り入れているのがよく分かって、改めて先生の偉大さを感じました。
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