【慈英×臣】シリーズとしては16作め、CPとしては3作めです。読み始めてすぐから何となく思っていた事が、あとがきを読んで色々と事態が飲み込めましたけど、今回はかなり業界に踏み込んだ内容でした。小説のメディア化に伴うあれこれや出版業界・芸能界の仕組みなど、やや説明的な部分が多かった気がします。それに伴い業界用語はもちろん、最近のネット用語(もしかしたら前からあるかもだけど、私は初めて聞いた「強火担」とか)が頻繁に出てきて勉強になりました。と同時に、若者達のコミュニケーションの取り方やノリなど、最先端の事情を作品に取り入れているのがよく分かって、改めて先生の偉大さを感じました。