ネタバレ・感想ありあなたの愛は要らない~グランド伯爵夫人は毒を飲んで死にました。今日から私は冷遇妻ではありません~のレビュー

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全ては使いよう
ネタバレ
2025年4月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 毒をテーマに三世代の話が綴られ、毒もそれぞれの状況でうまく使い、最後は戒めとした。
今ではあまり見られない秀逸な作品。
よくまとめられてるし何より、それぞれの主人公の頑張りが未来を繋ぎ、自分達で見出した幸せがその後の人生にも花開いた。

誤解やモラ○ラ、不貞、三人の苦しみと強さ。
妻として母として、守りたいものを守るために、彼女達は戦いそして勝ってきた。容易くはなくても、周りの力と理解が彼女達をさらに強くした。これは誇るべきでしょう。
毒を使うことで、幸せを手に入れた。

毒、悪い事にばかりに目を向けがちだが、本当に使いようなのがよくわかる話だ。

聡明であっても追い込まれてしまえば、いざという逃げ道は持っておきたいのが人間だ。
人間の弱さと強さを兼ねた話に、私はこの作品の奥深さを感じた。
自分の幸せは自分で勝ち取る女性の話
2024年8月21日
短編3つ。
1話目はグランド伯爵夫人の祖母の話。復讐というよりはちょっぴり切ない。
2話目はグランド伯爵夫人の話。ざまぁ系の話。
3話目はグランド伯爵夫人の孫娘の話。ざまぁ系の話。

それぞれの女性がしたたかに幸せをつかむ話で、飽きずに読めた。
表紙の絵柄は、誰を描いているのかあまりよくわからなかった。女性はグランド伯爵夫人だろうけど……男性二人は誰……? ヒーローの存在が薄いせいかな……?
復讐劇後味さっぱり
ネタバレ
2024年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 身内3人の話で最初のヒロインが孫娘一番可愛がっている子と一緒に居てるシーンからで始まりは仮死状態になる毒薬と数日で戻り又死んでしまう毒薬を投げ無しのお金を払い持ち帰る所で恋人だった人には裏切られ政略結婚で、婚約させられて婚約中に騒動醜態を見せた為に嫁いだ先で義母や使用人達にかなり意地悪暴言や色々され実家からは騒動のせいで勘当に近く帰れないし旦那さんとは意思疎通出来なかったが思い余って今迄の胸の内を話たら即行動を起こしてくれて夫婦として幸せになって行ったのに義母と旦那さんの幼馴染のいけずごけに騙されて自死する寸前に旦那さんが助けに来てくれてから嫌な奴ら義母も含め排除してくれて子供達も産まれ幸せになり病気になり年老いた旦那さんに優しい毒を使い切ないけれど仕方ない事でしたね。次は孫娘の話でクズ亭主で愛人もおり自分にとって都合の良い妻が欲しかっただけで、無理矢理行為をしたが、息子や娘は良い子に育ったが息子ばかり跡取りだから可愛がり娘は蔑ろに恋人が居るのに身分が低いからと強引に高貴貴族それも50代のおじさんとの婚約させられて、思い余ってヒロインは娘の為に祖母から貰った仮死状態になる毒を飲むが侍女や息子娘達に後は託し逃げさせて隣国に行き名前を変えて仕事で知り合った人まともな人と再婚しましたね。
息子は早々に父親を領地に追いやり娘は恋人と結婚出来て隣国に辺り幸せになり良かった。
クズ旦那さんの最後は哀れに亡くなり自業自得だから仕方ない。
最終の話はその息子の元に産まれた伯爵令嬢として可愛がられ幼馴染で結ばれたけど仕事を続けた為に旦那さんは自分の親友と深い中になりこいつが小悪女で旦那を奪い娘も奪われたけど、娘に虐○している事がわかり引き取り両親が動いてくるて丸く治った。
その後元旦那は結局離婚したけど、復縁言い出すなんて愚かな事だったと思う。
この話には父親の姉叔母さんが出て来て自由に隣国で生活していて、こちらのヒロインも同じ場所で1から娘と共に生活し幸せになれた話で終わりスッキリしました。
スッキリ
2024年6月25日
読んだ後、スッキリした気持ちになりました。ライトノベル初心者ですが、サクサク読みやすかったです。
限定のエピソードが本編への満足感を上書きしてくれるのもよかったです。
愛は無いけど情は……
ネタバレ
2024年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 死に至る毒薬。仮死状態になれる毒薬。いつどのタイミングで使うのかは購入した者が決める。もしかしたら毒薬そのものよりもそれを持っているという事の方が重要なのかもしれない。愛はいつか消える。情だけは残っている。なかなか辛辣なお話であった。
全101ページ。繋がりのある短編3作から構成
ネタバレ
2024年6月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1作目のヒロインがアリシア、2作目がアリシアの孫娘、セシリア。3作目がセシリアの孫娘、アンジェラ。だけどセシリアがメインヒロインなのかな。タイトルにあるグラント伯爵夫人はセシリアのことですし、1作目の冒頭では幼いセシリアと祖母のアリシアのやりとりがあるし……。3作ともヒロインが結婚生活で冷遇生活を強いられてからの逆転という形です。作中にもありますが、ヒロインたちは一度決心してからの行動力が半端ない。そしてただでさえ101ページと短く、それが更に短編の集まりなので、サクサクと進みざまぁも呆気ないです。深く読み込みたい方には不向きですが、息抜きにサクッと読み終わりたい方にはちょうど良い長さかも。
復讐劇ではあるけど
ネタバレ
2025年4月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一作目は完全なるハッピーエンドと言えるけど、二作目と三作目はどこかやりきれない部分を残したエンディングだったと思います。
そのやりきれなさをモヤモヤとした不満に感じるのか、叙情性として美しく感じるのかは受け取り手側によって違うかな。
私は悪役には3倍返しを望むので、もう少し徹底して落ちぶれた末路であって欲しかった。
時間潰し?
2024年12月15日
気晴らしになるほどの話では無かったかな。短いしヒロインに感情移入することなく読んで終わる。ヒロイン達と血縁がある3作目のヒロイン父が言う通り、この血縁の女性は自分の信じたことに真っ直ぐで行動力も発揮する。
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短編集
2024年7月21日
それぞれ30ページ前後の、毒にまつわる3編の短編集。血族繋がりですが、ちょっとややこしいので、血族関係はすぐには入ってこないかも。
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