リリアが皇帝で、ユアンの語りで進む冒頭部分で全く表情を変えないので、勝手に厳しい切れ者をイメージしたけど、中身は普通の男の子でした。女装は体形を隠す服装だけで、女性らしく振舞うというのはありません。ちゃんと自分で見たユアンを信じてくれる公正な人で、ユアンに好意を抱いているのが分かるので、ユアンが辛くなり過ぎず安心して読めます。
★ストーリーは好きなのですが技量があと一歩?★冒頭、同じ話が繰り返されている感があったり、複数人での会話で誰のセリフか分からなかったり、セリフの後にその人物が登場して思った人のセリフではなかったり。バルコニーで跪いたら手すりで国民から見えなくなるでしょと思ったら、挿絵の手すりが転落防止の用途を成さない高さだったり。日本語の使い方これでいいの?と戸惑う所が何か所かあったり。ツッコミどころが多いのが残念だった。★名誉の為に再度。話は好き。★