ネタバレ・感想あり汝の仇敵を愛せよ 復讐令嬢は王太子殿下と禁断の恋に堕ちるのレビュー

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親の仇。
ネタバレ
2024年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ レーベル買いです。実直な父親を持つ侯爵令嬢ヒロイン。ある日突然父親侯爵がいわれのない罪を着せられ、弁解の余地なく処刑される。冤罪を確信しているヒロインは身分を偽り真相を探ることに…という話。復讐もの大好きなので期待大で読みました。ヒロインはしっかり者で冷静さを持ち合わせている子なのでその点は楽しかったのですが、彼女にとっての仇の対象が王、侯爵、王太子(オマケ)…と分散されていたためか憎悪が弱くなってしまった感がありますし、あれだけ殺してやると息巻いてたのに断罪を諦めるというくだりにガッカリしてしまい、総合的にパンチが弱かったかなと。もっと言うと、2人が惹かれあい禁断的な関係性や切なさとか苦しさがいまいち伝わらず、そこも物足りなかった。素材は素晴らしいのでつくづく惜しい作品でした。挿絵は美しかったですよ。
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衝撃的な序盤
ネタバレ
2024年8月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインの父が処刑の憂き目に遭うという衝撃的な始まり。それは謀による濡れ衣であまりにも酷い仕打ちだった。愛する父を亡くしたヒロインにとって生きる意味こそ、父を陥れた犯人を断罪し汚名を晴らすことのみだった。父の義弟一家の協力のもと、危ない橋を何度も渡るヒロイン。それを支えて危険なことからヒロインを守るヒーロー。偽名ではあるが、何度も窮地を救うヒーロー。ヒーローはある強い決意と策を練って、この国をより良いものに変えていく決意に燃えていた……。謀略と影で糸を引く犯人を如何に断罪していくのか、その影に隠された惹かれる思い。なかなか読み応えがありどんどん読み進めました。色々な家名が出てくるので慎重に整理して読み進めて下さいね。面白かったです!
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作家名: 寺崎昴 / 緒花
ジャンル: ライトノベル TL小説
出版社: プランタン出版
雑誌: ティアラ文庫