愛斗が咄嗟についた嘘からどんどん変な方向に行く恋の迷子っぷりを楽しみました。大智が本当にいい子で年下のかわいさもあって、この作家さんのいつもの年上余裕攻めもいいけど、こっちも萌えます。道の駅デートを重ねる様子が生き生きしていて、きっと作家さんが道の駅とか好きなんだろうな、と感じました。市場籠という初めての言葉を画像検索しちゃいました。こういう、恋愛以外の描写も読んでいて楽しい。肝心の恋愛の方は、大智が全くブレないので、安心して読み進められます。でも当て馬・水田にもう少し当て馬の仕事をしてほしかったかな。分からず屋の愛斗父は、最後はお母さんの逆襲でワタワタしてるのがプチザマァっぽくて、急にかわいい感じになりましたね。マイノリティの問題を、重くなりすぎない程度にいい塩梅で盛り込んでいるところもよかった。いつも思いますが、この作家さんのお話にはときめきがあるなー。