ネタバレ・感想あり邪魔者は毒を飲むことにした―暮田呉子短編集―のレビュー

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救いのない。
ネタバレ
2025年10月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ Webで読んでた作品が短編集になる?え書籍化ですか!?ビックリしました。こんなこと言ったらアレですけど、商業向きじゃない作風ですからね(苦笑)。もちろん私は大好きですが。1作目→表題作である『邪魔者は~』は加筆されてます?ヒロインまさかの死に戻り転生。また公爵家に出戻ったりカイルの子と出会ったりすごくご都合主義で、これならリリティア死エンドで良かったのではと思ったり。あそこで兄に正体明かすのも興ざめでした。なんでだよ…。2作目→婚約者に裏切られ、王家から贖罪の縁談を組まされた侯爵令嬢ヒロインだが、白い結婚のち1年で離縁となり…。まさかのエンド。短編だから仕方ないけど皆心の機微が軽いです。ハンカチ1枚でここまで男の心を揺さぶるとは、ヒロイン恐ろしい子。そしてどういう結末になるんだろう。完全にしり切れとんぼ。3作目→癒しの能力を持ったために殺されかけた元孤児ヒロイン。周りは彼女を心配してる風でも…。えー。これは後味悪いです。医者いきなり命断つのビックリだし、ヒロインのその後も気になる。4作め→婚約者と友人に裏切られた侯爵令嬢ヒロインはショックのあまり昏睡。王位継承権を争う元婚約者が彼女の元を訪れ…。ぎゃー目的のためなら手段を選ばないサイコパスヒーロー?来た!2人は実は両片思いなのでは?この展開は熱い!と思ったらそこで終わりー?信じられない(涙)。5作目→ひょんな事で出会った貴族の2人。だが月日が流れその関係も変わる…。自分の愚行を忘れた上での執着凄い(笑)。これは気持ちの良い読後感でした。6作目→後妻親子に乗っ取られ虐げられてる令嬢ヒロイン。婚約者に叱責されブチ切れた彼女は…。すっご。見事な復讐劇でした。まさに成り上がり。これも読後感良かったです。
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いやぁ、最高!
2025年1月4日
発表当時からWEB版で何れの作品も、何度も読んではニヨニヨしておりましたが、纏めて書籍化されるとの報がっ!
改めて一気に読み切りました。
最高っです!
暮田呉子沼に堕ちてみたい方、是非読んで欲しいです。
辛い
ネタバレ
2025年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読んでて辛くなりました。短編という感じでは無いかな…無料ところまで読んで、…ううん、ザマァが酷い…続きどうしようかな?とレビューを読んで購入をやめました。違う話がある、それが私には合わない感じがしたので。それに私の気力が続かないだろうと思いました。読み方を選ぶ作品みたいです。好きな方にはハマると思います
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人を選ぶ
2024年12月23日
「ダークな方面に全振り」しており人を選ぶ作品です。
幸福感ゼロ。きゅんもゼロ。不遇なヒロインを救ってくれるヒーローを期待しちゃった、そんな方は手痛く裏切られます、ご注意を!

しかしダークに全振りしているだけに、鬱展開が刺さる方にはおすすめです。予想を裏切る不幸の数々に、ハピエン好きな私でも何故か妙に強く惹きつけられ、そしてかっこいいヒーローを期待して見事に打ち砕かれつつ、夢中で読んでしまいました。

全ての方におすすめはできませんが、安易な救いがない作風に中世風ファンタジーの他作品とは一線を画しており、こんな毛色の作品を待っていた方も中にはいるのではないでしょうか。
ヒーローとのハピエン好きには不向き
2024年12月23日
よくある『悪役に虐げられていたヒロインがハイスペイケメンヒーローと出会って結ばれてハッピーエンド!悪役にはざまぁ!』という展開の短篇はひとつも無いです。中にはバッドエンドな話もありますが……多くは『ヒーローと結ばれるエンドでは無いけどヒロインにとってはきっとハッピーエンド』という印象を受けました。ヒロインの不幸描写が長かったり過激だったりすると読んでいて辛いので、基本的にストレスフリーなハピエンが私は好きですが、たまにはこういうのも良いなと思います。短編だったから読めたのかも。あとは悪役がきちんとざまぁされているのでそこはモヤモヤも少なくて済んだかな。だけど『可哀想なヒロインがヒーローに愛されてハッピーエンド』な展開が好きな方には不向きな作品です。
好みが、
ネタバレ
2025年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ わかれる作品だと思いました。ヒロインの思考が、悪い方にばかり考えていて、暗い雰囲気でした。つかえが取れない終わり方で、モヤモヤが残ってしまいました。
何が言いたいのかわからない
2024年12月28日
小作品の集まりだが、辻褄の合わない、取ってつけた感がある場面が多い。幸せになって○んだと思ったら、別人に魂が入り生き返ったり、「初恋さようなら」では、いったい何人の殿方に何枚ハンカチ渡してんの?とツッコんでしまったり、はてには、禁術で人格?魂?の入れ替わりをしたり…。
そのくせして、尻切れトンボ的な終わり方がほとんどで、モヤモヤする。読み手に結末をどう思うのか、委ねすぎてしまってる感が否めない。
最初の2作品が長めなストーリーなだけに、他の作品が余計にそう思えてしまう。
これは、編集にも問題ありなのかも。短めの話が冒頭〜前半なのであれば、また感じ方が違ったかもしれない。
うーん…。
それも、ないか。
はっきり言うと、悲惨、残虐、悔恨、救済無しのオンパレードで、無駄に、そして意図的に、それらが入っていることが透けて見え、途中から「いい加減にして」とイライラした。
さりとて、絶望させるわけでもなく、本当、自分でレビュータイトルにした通り「何が言いたいのかわからない」。
作者さんには申し訳ないけれど、これでこの値段は、買って損した気分です。
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