婚約破棄のあと追放された17歳ヒロインが、知略攻略を尽くす国盗り物語。「己を侮る相手には、侮ってはならぬ相手だったと理解させねばならない」という祖父のモットーを体現する知略攻略派ヒロイン。そして敵側には「婚約破棄を主導した新婚約者である娘」に巻き込まれた、新婚約者の小心者俗物パパ(娘に対し「何でそんなことを(泣)」と嘆きまくる心の声)。敵ですが、彼が「小物には小物なりの生き残る道がある」、と頑張って妻子を守ろうと頑張るので、「パパ頑張れー」という気持ちに。大変面白くて、読了直後に再読してしまいました。最終巻、お待ち申し上げております。