ネタバレ・感想あり舞姫は暁に黄金の恋を紡ぐのレビュー

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「まるで物語のようだ」
ネタバレ
2025年6月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 設定がとっても凝ってます
金を産み出す体質の一族が住む隠れ里、血を求められた過去、巫女のような役目の美形の舞姫(実は男子)、食べ物や動物にまで異世界感あふれて…
ちょっと悲劇が似合いそうな設定ですが、しがらみを嫌う自由人ラジャン王子がまるで舞姫レネの運命を書き換えるかのように波乱を呼び込みます。ラジャン王子はうかつな面もあるけど、こうと決めたら一途。レネの恐れや勇気、頑固さをちゃんと理解してくれます。レネは舞姫の役目を終えたら神官になって里につくそうと考えていた人。欲がないことをお兄さんに心配されています(尾上作品の兄弟はクセになりますね)
設定やハプニングについていくのが楽しいものの、2人のかわいい絡みもっとくださいと思っても後半更にハラハラの連続。襲撃された隠れ里は滅亡するのか、カタブツのレネは変わるのか、結婚できない状況を乗り越えられるのか…
まさに怒涛の展開の結果、あきれるくらいに幸せ(物語のようなお話、なものですから)な、そして熱々の2人がいました。めでたしめでたし、でした。
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作家名: 尾上与一 / もちゃろ
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館