このレビューはネタバレを含みます▼
大国間で難しい立場にある砂漠の部族の娘ヒロインと、戦勝国の第三司令官ヒーロー。
一族の存亡を託された婚姻を控えるヒロインは大怪我をした異国の要人を保護し治癒する。束の間の交流ながら恋心を自覚したものの自身の運命を受け入れ別れる。その後ヒーローは回復し自国に帰るもヒロインの事が忘れられず、窮地に陥っていると知り助けに行くが部族は壊滅しておりそこにヒロインの姿はなかった。なかなか壮大なお話で、登場人物の考え方もしっかり設定されていて、深いお話でした。もう少し長いお話にしてヒーローの過去や周囲の人たち、2人の未来も描いて欲しかったです。
ヒーローSideもあり、楽しく読めました。