ネタバレ・感想あり映画監督と恋をするならのレビュー

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お仕事7割、BL3割
ネタバレ
2026年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 亡くなった最愛の監督のことが心のほとんどを占めていて、役者として再起できなかったアキ(受け)が、監督の孫(攻め)の光嶋と出会い、再び役者として立ち上がっていくお話です。なんと50歳くらいの年齢差のある監督を、アキは本気で愛してたんですね。そこに光嶋が「じいちゃんを超えたい」って、こちらも新進気鋭の映画監督として出てくるすごい設定でした。
設定は結構ぶっ飛んでいるのに、読んでいるとなんの違和感もなく、アキが老人である監督を心から愛していたのだと受け入れられます。磨きに磨き上げた容姿に加え、憑依型で天才➕努力のある全方向完璧な役者のアキが、尊敬する先輩のピンチヒッターとして舞台に出るシーンがあるのですが、直前の恐怖心、逃げたい気持ちなどリアルに迫ってきて、お仕事BLとしてどんどん読んでしまいました。が、気づくと95%くらいページが進んでいて、「あれ?終わるよ、この2人エチとかないのか?」とハッとしたところに、最後の最後でエチがきました。でもお仕事面はこれでもかというくらい細やかな描写だったのに、エチはささっとな感じの描写で、ちょっと未消化感が否めません。
まあ、全編にわたり光嶋が「アキさん大好き!!!」を全面に出していたので、いいんですけどね。読み応えあります。
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お仕事BL
ネタバレ
2026年1月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても面白かった。子供の頃に映画界の巨匠に見初められて役者街道を邁進していた受け。その恩人であり父親代わりでもあった監督が亡くなり、失意の底にいた受けの前に監督の孫である新人監督の攻めが現れる。映画に出会って人生をガラッと変えられてしまう人々の描写に物語のパワーを感じて、クリエイター達の物語としてとても面白かった。受けが祖母と一緒に時代劇の撮影を見に行って主演俳優に感銘を受け、そしてあれよあれよと監督に見つけられるシーンが印象的。既に亡き監督を悼みその愛情を再発見するような実の孫と養子の感情描写も良くて、絶縁状態だった攻めの撮影した映画の感想について書かれたノートのシーンはうるりと涙。受けが監督の死から立ち直って、自分が役者を続ける理由に辿り着いていくのも良い。天性の役者。攻めがことある事に受けに花束を渡しに来るのも好きだった。
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作家名: 北ミチノ / 夏乃あゆみ
ジャンル: ライトノベル BL小説
雑誌: キャラ文庫