ネタバレ・感想ありソレイユの夜明け~不義の子と呼ばれた、公爵令嬢の婚約の行方~のレビュー

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切なさを抱きしめて
2026年4月28日
主たる登場人物は王太子とその弟、そして弟の婚約者であるヒロインの3人。
一人ひとりの心情や情況をとても細やかに書き表していて、その人の立場に気持ちを持っていかれてしまう。読後も余韻が残りこの世界に浸り続けている。作者さんは淡々と物語を書き進めているふうにみえるけど内容はとても濃い。そして読む手を止められなくなるほどのめり込む。
不義の子と呼ばれたヒロインと弟王子の婚約から始まったお話は、親子の絆、夫婦の絆を問いながら公侯爵家、王族を巻き込みながら王太子の一生にひとつだけ叶えたいと欲したものを手にした時、思いがけない幕引きとなる。
弟王子の心情に胸が痛くなる。どうしてあそこで…と後悔の涙が出てしまいそうにるほど寄り添ってしまう。作者さんの力量が素晴らしい。
大好きな作品
ネタバレ
2026年4月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 桃井先生の作品が好きで最初アルファポリスで更新を待ち読み続けた作品で何度も読み返しお気に入りになっていたのですが、電子書籍になり読めなくなり直ぐこちらで購入しました。その前の別の作品も購入しています。

ソレイユの全て好きで田舎で育ったせいかのんびり気質だけど、淑女教育はバッチリ出来ていて、高貴貴族なのに優しく素直な性格で見た目も性格も言う事無しの女性で周りの大人達に守られて大切に育てられた正に箱入御令嬢でしたね。だから王太子に最初から見初められていたし(王太子の初恋になるし)腹黒策士では有るがソレイユの事は大好きで何も望まないと思うぐらいだしそらぁ気持ちも態度でも伝わりますよね。
本当は婚約者になった三男の王子もソレイユと添い遂げれたら幸せに領地で暮らせて行けたのに若さ故に幼すぎたのとキッパリ幼馴染の女性を切り捨てていたら王太子にも助言されていたのに優し過ぎたのと側近の人にもいち早くソレイユに合わせていたのなら良かったのに本当にボタンの掛け違いでずれてしまいヒロインの心が離れてしまった隙に見事に策士な長男兄に奪われてしまいましたね。
番外編では後悔も有り結局は外れの幼馴染と添い遂げな行けない羽目になりまぁ彼女の方も思い通りになったと思いきや子は産まれ無かったし王都からかなり離れているし旦那さんが亡くなった後は恐らく両親の他界してるし頼りになる兄の家には帰れないし平民になるしか生きて行けないがどうなったのかはわからない。
人のものを奪ったのだし結果は自業自得でしたね。
ソレイユ夫婦には3人子も産まれ待望のソレイユそっくりな女の子も産まれて良かったです。
大満足です。
ネタバレ
2026年3月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「エリザベート~」で初めて読んで気に入った作家さんの作品です。
切なくはかない恋の物語ですが、やはりとてもバランスが良い!
なぜ、そうなるか、そうなったか、の軌跡がきれいに描かれて必然に落とし込まれる感触がとても好きです。
今回は主人公にまつわる王族兄弟の明暗がはっきり分かれて、ちょっと弟君が気の毒ではありますが、
最後の番外編にて「それが結局できなかったからあなたは彼女だけではなくほかの女性も幸せにはできない」と
実際、独り勝ちのように思われる幼馴染も最終的にはお互いあまり幸せにはなれなかった、
足りないものは永遠に足りない、ということではないか、幼馴染の女の子も割と不幸だった気がしました。
今回は満点のハッピーエンドで楽しめましたが、好みは「エリザベート~」だったりします。(笑)
某サイトで大好きな作家さんです。
ネタバレ
2026年3月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 思い切りざっくりすると、二人の『不義の子』(実際は不義ではない。単なる隔世遺伝)の婚約とすれ違い。ウェブのときから大好きな話でした。
また、この作者の言葉の遣い方が、私は好きです。
本が大好きで良い本を読まれてきた方なんだろうなと、所々で思います。
ウェブのときにはなかったSSがまた、よきです。
桃井すもも先生の作品中、1番好きです!
ネタバレ
2026年3月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ソレイユの夜明け」はWEBで読んでおり、毎日の更新を楽しみにしておりました。
この作者様の作品はどれもが素晴らしくて、中でもこの
「ソレイユの夜明け」がお気に入りで、何度も何度も読んでおりました(^○^)
なので、電子書籍ではありますが、書籍化されると知り、すぐに購入して読みました。
やっぱり素敵な物語ですね!
両親やその親族の色を持たず、王家の色と、極めつけは王弟の目尻の泣き黒子までもがそっくりに生まれたソレイユは『不義の子』と呼ばれていましたが、大切な家族には愛されていたのですよね。
ただ、父のその愛の示し方が不器用すぎて悲しいです。
でも、どんな悪意にも全く晒されずに、遠くの領地で思慮深い周りの人々に愛されて、純粋で真っ直ぐな素晴しい淑女として育ち、結果オーライだったのだと思いました。
『白金の修道女』ではなく『純白の秘密兵器な淑女』として、真っ直ぐに純粋に悪心なく生きていけるでしょうし、カイルスもその為には何でもしそうです(笑)
最初の婚約者、第3王子のノックス君は、ちょっと小さな幾つもの間違いで、結局は望まないものを得ることになってしまいまい、不憫ではあります。なので、番外編の『Nの夜明け』を読んで不憫さマシマシになって、思わず
「やっぱり、あこでそうすればこうなったのに〜」なんて呟いてしまいました。
スチュワードのことも、さっさと紹介しておけば良かったのに!それをしないから、ソレイユの疑念が深まってしまったではないですか!
ソレイユは元々、田舎でひっそりと暮らしていたし、無欲で、物より心を欲する人だったでしょうから、ノックスと婚姻して伯爵夫人として領地暮らしをしても、ノックスや周りの愛さえあれば、幸せに心豊かに、領地を発展させて子を産み、幸せな人生を送ったことと思います。
カイルスは、母が気にしているソレイユに関心をもち、ノックスよりも情報を多く持っていたのが勝因の1つかなぁと。
ソレイユへのプレゼントの植物図鑑のことは、ビックリでした。
世界でただ一冊の、王から王妃への愛のこもった「王妃の庭」の植生を美しく描いた図鑑だったのですね〜
凄い貴重品です!!
本編と番外編とを読み比べて、カイルスの表情や気持ちが、そういうことだったのか!と知ることができました。
ソレイユ兄、名前がヘクターになったのですね(笑)
第2王子とアーレスも幸せになって良かったです!
表紙絵が…
ネタバレ
2026年3月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ なかなか面白くて一気読みしてしまいました。
文章はわりと淡々としていて、辻褄が合わないかなと思うところもあったけれど、そこまで気になりませんでした。

第一王子との器と能力の違い、かつ切ないすれ違いで、第三王子は可哀想だったな。
あの王妃であれば、波風立てずにうまくいかすことも出来た気がするけど…。
腹黒王子は大好きなので、第一王子はもっと真っ黒でも良かったな。
表紙絵がこの配置だったので、第三王子とうまくいかないことが読み始める前に分かってしまっていたのが残念でした。
せめて3名配置して欲しかったな。
挿絵はとても綺麗でした。
不憫なすれ違い
ネタバレ
2026年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 婚約者とヒロインは似たような心の傷があって、好きなものに対してつい消極的になってしまう。
そしてお約束の幼馴染が邪魔してくる。
ここまでは安心して読んでましたが、すれ違ったまま終わるのかとちょっと婚約者が不憫でした。
匂わせるのに長けた幼馴染さんは、外側だけ見たらなんの罰も受けてなくて、もやもやっとしたので星は3つで。
本当の戦犯にご褒美で制裁なしはモヤる
ネタバレ
2026年3月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み始めは、このヒロイン•ソレイユも婚約者に軽んじられるだけでなく家族にも虐げられているお話かと悲しくなったけど、実は愛情表現が不器用なだけの父公爵からも兄や姉からも大事に思われていたのがわかるやり取りに癒された。特に父公爵が王家に苦情をいうくらい娘のソレイユの味方になってくれてるのは泣けた。王妃からも一目置かれて特別扱いされているのも安心して読み進めることができた一因。やはりスリルと安心感のバランスが大事。異世界ラノベでよくあるけど、家族や友人や姑などに過度に虐げられる描写は読んでいて鬱になるのよね。その点、このヒロインは婚約者には軽んじられたけど、身内に大事にされてるのがわかってホッとした。王太子ヒーローはやや黒い策士だけど、それだけ必死にヒロインを欲しているのはヒーローとしても夫としても熱くてよき。女性なら悪い気はしないでしょ。王太子としての器も大きくてソレイユを守ってくれるはず。
元婚約者の第三王子ノックスは優しいだけで甘ちゃんな上に卑屈、だから楽な方楽な方へいった結果、一番大事なものを取りこぼしてしまった。王族としても足りな過ぎるから臣籍降下してよかった。それにしても王太子の元婚約者で暴力令嬢の修道院行きも軽めな制裁だけど、公爵令嬢ソレイユと第三王子ノックスの婚約を白紙にさせた戦犯の匂わせ幼馴染女エリスが、自分の行動を正当化するだけでまったく反省しないまま、結果的に好きな男をゲットして、しかも大事にされてるのは納得いかないわね。戦犯のエリスにはご褒美で社会的責任はノックスと父親だけが取るのはおかしくない?普通は遠くの老貴族の後妻あたりに嫁に出されて終わりよね。せめて、ノックスと夫婦仲がうまくいかないとか、この女にこそストーリー的な制裁がほしかったわ。
なので、読後感モヤモヤで星マイナスしました。ごめんなさい。
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