「VOID」・・そのシーンは10ページくらいなのですがとても印象が強く、苦しく、切なく、そして心に残ります。 雨の降る中の葬儀、棺、ずっしりと重いはじまり。 進むにつれにゾクゾクさせられ、切ない気持ちにもさせられ、心がゆれました。ストーリー半ばまでは主人公マキのアラタに対する態度が辛かったですが、後半の展開には胸がつまるようで涙、心情も過程も丁寧に描かれていました。 描き下ろしハッピーエンドが見られて良かった~。 何せ作者さまの画力とストーリーが圧倒的! その描写にも下品さはなくエロティック。体つきなども本当に美しくて、絵も見惚れてしまうほど好き。紙面から受ける印象も強く心底魅せられました。紙書籍で手に取れないと知り残念ですが、電子で読めたことが嬉しいです。
2016年4月10日/全218頁(5話+描き下ろしエピローグ31頁)