大学デビューを目指し地方から上京してきた女の子が、生活力のなさから行き倒れかけたところを同級生の隣人に助けられる。そして、料理を教えてもらううちに、恋も芽生えていくお話。
最初、すずなは本当にズボラでダメダメ女子ですが、明るく前向きに取り組む姿勢で料理がどんどん上達していく過程がとても面白いです。どんなに瀬戸に厳しく言われても決してめげず、反省したり考えを改めたりと、人としても見習うところが多く、読んでいて元気が貰える漫画です。
また、瀬戸が厳しいだけでなく、人として芯が通っているところも良いです。友達の時と女子として見ている時の態度に明らかに差があるのも好感が持てるし、ロールキャベツ男子っぷりにキュンとさせられました。
続編が甘々なので、この出会い編を久しぶりに読むと、「あれ、瀬戸くんってこんなに冷たかったっけ?厳しすぎない!?」と感じてしまいますが、ダメダメっぷりを全て知って、友達として友情を育み、恋人になるというのは理想だなと改めて思いました。