ネタバレ・感想あり歩道橋のレビュー

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好きだな
ネタバレ
2022年9月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編集です。どれもゲイであることに引け目があったり、素直になれなかったり、不器用で、でも可愛らしい人々。彼らの人生のひと時を垣間見て、これからの彼らに幸あらん事を願ってます。絵柄は温かく、物語は胸に残ります。物足りない方もいるのかもしれませんが、自分はいい時間を過ごさせてもらって満足です。1番可哀想だった兄弟とか近しい友としか思ってもらえない彼の気持ちが鈍ちんの彼に届くといいな。
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うまく言えなくて、うまく生きられなくて。
2022年9月22日
好きだという気持ちに蓋をして、誤魔化しながら生きていく男と、そこから連れ出そうとする男の、ワチャワチャな短編集。セリフが刺さる。不器用さんはかわいい。
恋とはこう言うものだ。
ネタバレ
2022年9月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昔から「歩道橋」を遠くから眺めるのが好きな人間でした。
右から左から、上から下からすれ違って行く人の姿にドラマを感じストーリーの味を妄想するような。

『歩道橋』というタイトルと表紙絵の魅力に手に取らずにはおられず、しかもSALEと言うタイミングに運命を勝手に感じましたww

7編の短編。
6つの恋。
秘めて、諦めて、静かにみつめるだけの恋。
手を伸ばせば手に取る事ができるはずなのに、それでも僅かな不可能を運命は選ぶだろうと思えるから。
恋は難しい。
歩道橋の距離感って、すれ違う人と人の距離もあるんですけどひとつ空に近い距離があったり地上とひとつ離れた距離だったり。
それを近いか遠いかを感じるのはそれぞれなんですよね。
主人公達の心の距離もそんな感じなんでしょうか。

もどかしい恋のお話はとても素敵。
とてもとても好き。

カタチになる恋の前の何色か分からないようなストーリーが読みたい時に。
じんわりと広がる余韻が良いですよ。
独特な空気感
2022年9月2日
ずっと気になっていましたが、この度のセールで手に取りました。
6つの短編集。ここに出てくる主人公達は皆自分がゲイである事を隠したい、恥ずかしい、そんな気持ちを吐露していて生きにくさがダイレクトに伝わってきます。だけど虐げられている訳ではなく、ちゃんと理解者もいるし救いもあるので嫌な感じはありません。
1編1編が日常のある時間を上手に抜き取っていて、2人のその後を読者に委ねるような作風です。独特な空気感と淡々としたモノローグが特徴的でエロはあまりありません。あっても、あっさり気味。
作風の好き嫌いが分かれるかもしれませんが私は好きでした。これを機に他作品も読んでみようと思います。
胸がときめく
2022年7月15日
ドキドキしています。
1つの物語が終わるたび、ドキドキしたまま次の誰かの日常を開いていく感じ。
歩田川先生の短編は某アンリミで何度も読み返しています。
何組もの「彼ら」にまた何処かで出会うことができないものかと、10冊までオフクーポンでここで買える作品全買いしてしまいました汗

雰囲気が独特で。切なくて苦しくて、恋愛の追体験ができる。
白黒ハッキリしてはいませんがバッドエンドでもないものが多く、私はすごく好きです。
この空気感をこのまま味わっていたいと思うのに、次のページをめくると別の人生が現れる。
何十回でも読み直したい作品集です。
クローゼットゲイ短編集
ネタバレ
2021年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ゲイであることを強固に隠したい、認めたくない人が結構でてきます。臆病?理性的?空気が読める?対話形式で淡々としています。互いの気持ちをすりあわせていくような感じ。2012年12月から2015年12月に発表された同人誌を集めたもので、2人の向かうところを皆まで描かないものも含め、読後感はいいです。6CPあります。エロにエロさはあまりないです。作者様の「堕天使」は読んだことがあります。内容忘れちゃってますが、独特の雰囲気だったなというのは記憶しています(すみません適当で)。また読もうと思います。他の作品も読みたくなりました。
2016年8月 総207ページ 修正=見えない構図。
作者買い
2016年11月17日
歩田川さんの作品が好きで、購入。




歩田川作品を未読の方には、あまりおすすめしないかも?




短編集ですが、すべての作品で、基本的に主役二人の会話だけで進むので、劇的な展開はありません。





それが歩田川作品の特徴だと思うのですが、好き嫌い分かれるかも。




人によっては、つまらないと感じるかも。




全作、恋人未満の、じりじりした感じです。





エッチシーンはないです。
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作家名: 歩田川和果
ジャンル: BLマンガ
出版社: 新書館
雑誌: シア