幽霊が見える女の子。楽しみにしていた盆を迎えた次の朝、主人公はまた同じ日に居ることに気づく。
普段と違う生活のワクワクと、暑さとやる事のないことによる気怠さ。そんな子どもの夏の雰囲気がよく出てる。
特に田舎に帰る経験をしている人は、より深く入り込めるのでは。
ドキドキと切なさが相まったラストも、夏らしさがあって、最後まで気分良く終われる。
ただ、絵が下手だだなーというのが終始気になった。性別とか背景がよく分からないレベルなので、それが情緒や没入感を阻害している気がする。
気にしない人もいると思うけど、読みやすいかと言われたら微妙。ノスタルジーとか感傷的な気分が低調に終わったので、そんなには人に勧めないかなーというのが個人的な評価。