ネタバレ・感想ありあざみの花のレビュー

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マルタとリーザを探して
2022年10月6日
表題作の他に2作品、計3作品収録されたこの本の中で、タイトルを忘れてしまっていたが、いつかもう1度読み返したいと思っていた作品に、思いがけず出会えた。「マルタとリーザ」、原案となった小説「パサジェルカー女船客ー」の一部を漫画化したこの作品、今読み返しても重いし、辛い。しかし古さを感じさせない。読み込むほどに深い。
カバー絵からは想像がつかなかった内容
ネタバレ
2020年12月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 赤狩りの時代の冤罪事件、ナチス収容所の女看守など、正面切って描くのはむずかしいテーマに果敢に挑戦していてびっくりした。今でもこういうのを読む読者がいると思うと心強い。
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良質な映画を観ているようだ
2021年3月9日
当時、単純明快な少年漫画が人気だった裏で、少女漫画は非常にレベルが高い作品を量産していたのだとあらためて感じました。

ルポ漫画の明るさと180度違う作品の暗さ。😩
社会派の作品が好きな人にはピッタリです。
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24年組の作家さん
2019年7月31日
読み放題。初めて読んだ作家さんでしたが、後で24年組(萩尾望都さん、木原敏江さんなど)のお一人と知り納得。深い教養と感性の鋭さ、そして時代のせいでしょうか…どこか華やかさを感じさせるものがありました。
表題作はアメリカであった実在の冤罪事件を描いた作品。2作目は著者の東欧への旅を描いたもの。3作目は強制収容所で看守と囚人として出会った二人の女性の話。どれも考えさえられる部分があり、読み応えがありました。他の作品も読んでみたくなりました。
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作家名: 樹村みのり
出版社: ビーグリー