20代のときに読んどくんでした。
ある映画の批評で、映画評論家の町山智浩さんが、ある映画2つにそれぞれについてミルトンの「失楽園」とダンテの「神曲」についてふれていました。以来、頭の片隅にありつつ読めてなかった……。なぜならtooセクシーなのが多いって偏見があったから苦笑
デビルマン(とくにレディーのほう)のかっこよさは、ミルトンの「失楽園」の悪魔のかっこよさそのもので、アラフォーになったいまでもカッケー!と言える作品を読めるのは本当に嬉しく思います。
映画や小説は、テーマをかえてリバイバルされていきますが、永井さんの作品は、カタルシスのある熱いセリフがしみます。(時代を超えて)
かつて、親から「女の子だから」と避けさせられていたので無意識にハードルが高くなっていたを、やっとよむことができました。(仕事とかしてると漫画とか小説とか気にもしなくなっていくんですよね。悲しいことに)
「天国と地獄の結婚」を書いた詩人ブレイク曰く、無意識で悪魔側にいたというミルトンを現代に舞台をおいて永井さんが描いたらこうなるんだなと。味わい深くよませていただきました!