良かったね、帰れて。 嘘に乗ってしまうヒロインに、信じてあげられなかったことで受ける苦しみを見て、取り返しのつかない後悔も解るし、信じてあげないんだもの、と、お盆を引っくり返すようなヒロインの側に責任が、とも感じ、彼からの恋愛感情に自信が持てない部分を突かれたんだよね、との理解も出来る。
嘘をついて親しい二人を割く、友情にさえやってくれる人は現実にもいたので、ストーリー内でヒロインがコロリと転がされるのを見て、もうもう第三者的視点か事実検証の必要を、読みながらヒロインに忠告してた。
明らかになるタイミング設定と、巧みな伏線回収で、ストーリーのドラマ性は効果抜群。
表紙絵のクーパーの髪の毛の分量がほんの少し多いような気がする。
藍先生の人物絵、この作品は急いで描いたように見える。そこが残念だった。特にヒロインのいくつかが、ラインが気になった。