蘭と家光の恋がどうなるのか気になってドキドキしながら続きを楽しみに読んでいます。
個人的に、普通の少女漫画と若干テンポの違いを感じていて、あっこんな進め方するんだ?と、それが上田さんらしさなのかなと受け入れつつも、少し戸惑うまま読んでいる部分があります。
まず幼い頃の竹千代様がすごく好きだったので、しばらくこのまま進めるのかな~…と思いきや、急にあっさり8年後になってちょっとショックでした笑
そして8年前には一厳様といい感じな描写しかなかったにも関わらず、急に2巻目からは一厳様なんて目じゃないくらい実は蘭には想っている人がいたってエピソードが出てきて、「えっ聞いてないよ?!」と思ってしまいました…笑
別にいいんですけど、じゃあ一厳様へ蘭が寄せてた好意はなんだったのかな、と。
蘭の家光様への気持ちは忠誠心だったり、幼い頃からの想い入れのように思えるのに、家光様に対してもまるで恋心があるかのような受け入れ体制ですし…。
昔の人だから、将軍に愛されたら拒めないだとか色々思うところはありますが、そういう話じゃなくて、一体今の蘭の心はどこにあるのかなってちょっと読んでてイラッとする部分があります。
一厳様に恋してるのかなと思いきや、急に林蔵、林蔵言い出すし、家光様には良い顔ばかりするし。
孝子様にも嫌われるかと思いきや、むしろ家光様の方を敵視するくらい好かれるし、おまけに忠長やら他の脇キャラにも好かれる始末。
好かれるストーリーは好きですが、ちょっと主人公が愛されキャラすぎてだんだん複雑な気分に…。
そして何より主人公、一体誰が本命なのか分からないから、八方美人というか、魔性の女のように感じたりします。初対面の人まで魅了しているので、蘭はよほどの美人くノ一なのかなー…。
と、微妙に思う部分もあるのですが、愛され戦う強い主人公の主従ラブで基本的には好きだし、オススメしたい作品です。
家光が真っ当な正義なら、林蔵はどんなに手を血で染めても蘭の為に動くっていう悪っぽいワイルド系ヒーローで物語の良いスパイスになってます。
最初に蘭の回想で林蔵を見た時は、蘭無理やり
致されたのかと思いましたよ…あの描き方(思い出し方)はないよ…笑
今度は幸様も出てくるし、この子も絶対蘭のこと好きになるよねって思いつつ、次巻も楽しみにしてます。