小説では、モリアーティ教授は冷酷無比な設定だけど、たしかにモリアーティ教授側の組織で部下が彼の指示通りに動いているということは、お金だけではなく彼らにしか分からない繋がりがあっただろう。その部分をじっくりと描いている。小説ではモリアーティ教授の生い立ちが書かれている本は読んでないのではっきり言えないが(あるいはは書いてないのすらも分からないが)、煮え湯を飲まされるような屈辱と怒りの少年時代を経て、だからといって突発的な行動はせず、じっくりと時を待ち一気に反撃にでる様は、敵に回したらそら恐ろしい相手だと1巻から分かる。それにしてもイケメン揃いで女性の読者の比率が高いだろうな。