作者の他作品を読んで、作画と作風がどうも苦手で表紙とタイトルみてもチャラいビッチ受けか?!と思ってて値引きキャンペーンを何度かスルーした作品でしたが、試し読みしたときの家の描写にこれは良いかも?!と思い購入。いやいや、とんでもない一途な健気受けでした。しかも大好きな王道展開で特に風景描写が秀逸でした。日本のどこかにありそうな息遣いを感じる風景。両親がいなくなり時が止まってしまった様な古い家が攻めと共にまた時を刻み始めるような情景がとても素敵でした。四季をしっかり描く事で心理描写も丁寧に描かれていてストーリーにもすんなり入り込めます。買ってから何度も読み返してしまう程、自分的神作品に出逢えました。