古い一軒家に住む女癖の悪い書道家のおじさんとその親戚で何かと面倒を見ている男子高校生が、名誉の負傷から住み込みでお世話をすることになり、関係が変わっていくお話。
ストーリー自体は王道の展開ですが、住み込み生活のきっかけになった怪我が治り始めると再び怪我をしてお世話の期間が延びるという毎話のオチがとても上手いなと思いました。関係性が進むにつれて増すシリアスさを笑いにして終わらせることで、内容が重くなりすぎず明るさと軽さを残す描き方はさすがです。
越郎の淋しさや孤独を紛らわせたのが小さい弓太。あんなにも素直でからかいがいのある親戚がいたら、さぞ癒されたことでしょう。甘えられることで自分の存在意義を感じられる。愛は孤独には一番効く薬だなと思いました。弓太のエロエロも良かったです。