ネタバレ・感想ありミッドナイトブルーのレビュー

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少し不思議で素敵な短編集
2025年5月3日
作者買いです。
六つの短編集。
少し不思議だったり、悲しげだったり、心温まったり。
だけど読後感はとても良く、好きです。
短いお話ですが全部まとまっていて素晴らしいです。
海を見ていた午後
2024年3月17日
表題作ミッドナイトブルー、亡くなった同級生への淡い恋心のお話。読んでいると何故だかユーミンの「海を見ていた午後」を思い出す。思い出の場所、何気ない会話、そっと見つめた横顔、もう2度とは戻らない時間、伝えることのなかった想い。ゆっくりと揺蕩う描写の中に、時折細く悲しい叫びが聞こえる。
山手から海を眺める。光に反射した波間の白いきらめきやソーダ水の中を見て、1人物思いに耽る。あの頃が戻らないことはとうに分かっている。もうとっくに諦めている。それでも、今では思い出すのにも時間がかかる遠い痛みをここで反芻する。そっと目を閉じ、静かに想う。そうすれば、私は思い出の中のあなたにまた会えるから。この痛みを繰り返し、悲しみや輝かしいあの日々をゆっくりと胸にしまうのだ。永遠に永遠に。忘れないように。遠くでかすかに汽笛の音が聞こえる。
表紙でピンと来たら
2022年8月17日
是非購入されてみては…と思います。
今セールなので。

控えめな実力派で、とても良い短編集です。
人生のままならなさが、優しく融解していく様な作品たちです。
最後まで読んだら、是非冒頭に戻ってみて下さい。
改めて、短編集として完璧にまとまっていると感じられるはず。

とても気に入った方は、紙も手にとって欲しいです。
裏表紙にグッと来るはずです。
読み終わったあと、気持ちが良い
2021年2月16日
ぜんぶの話の設定、キャラが良くてすごくおすすめです。読み終わった後にいわゆるハッピーエンドでなくでなんだか胸が温かくなりました!
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あっさりしてて繊細な短編集◎
2020年11月15日
こちらの短編集は情緒があってどれも良かったです◎
特に「箱の中の想い出」「今夜会う人」「ある夫婦の話」「ミッドナイトブルー(表題)」が好き。すれ違いやズレの切なさがあって。滑稽とか愚かと言えない不器用さを見守りたくなる人達。
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佳作のそろった短編集、とくに表題作が良い
ネタバレ
2020年1月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編ゆえに人物を掘り下げたりすることはできないので、どの作品でも一つのネタ(整形、浮世絵、きつね、鍋、植物、監視カメラ、火星とポータブルCDプレーヤー)を介して、淡い男女の関係が描かれています。表題作のミッドナイトブルーのラストは切ないですね。「さよなら」ではなくて「おやすみ」のところが、じーんときてしまいました。それと、この作家さんが描かれる女性の横顔のカットは独特の魅力があって、大好きです。
エモい
2023年4月2日
不思議、爽やか、毒々しい、もの悲しい、エモい
ファンタジー要素が含まれてる話が面白かった
好きな世界観
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眠れない夜に読んで気持ちが嬉しくなる
2023年3月7日
胸がキューっとする短編集でした。もやもやした気持ちが少し晴れました。これで眠れそうです。作者さんありがとうございます。
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短編集
2022年12月26日
表題作も好きでしたが、「ある夫婦の記録」もとてもよかったです。しかし、全体的に少し物足りなかったかな…
不思議
2021年5月6日
タイトルにひかれて購入。とても不思議な短編集です。特に表題作は摩訶不思議です。でも、好きです。
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短編集が好きなら
2020年2月9日
騙された!とはならないと思います。

ちょっぴり切ない話が多い印象です。
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合わなかった
2020年6月9日
何かの特集でランキングに入ってたので、あと表紙も好きだったので購入しましたが、一読ぱらっと読んで終わりました。あまり自分には合いませんでした。でも本当に表紙は好きです!
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作家名: 須藤佑実
出版社: 祥伝社