心があったかくなったり、切なくなったり、くすっと笑えたり、ほっこりしたり、いろいろと感情がくすぐられる鬼と人間のラブストーリーでした。絵が きれいなのと、自分は 日本の妖怪が好きなので、のっぺらぼうとか色々と出てきて、おーってなりました。結局のところ、鬼と人間の恋は 切ないけれど、それでも、人間に恋して 微笑んだ鬼って 現実では ツンな人とか怒りっぽい人とかでも 彼等の心を動かすのは(そして、微笑ましたり、和ましたりするのは)人間の仕業だよって 作者さんは、言いたかったんじゃないかなって思いました。人の心に寄り添うって 偉大な業だなって 気づかせてくれました。