先が気になる展開で面白かったのに、最後の最後で終わり方がモヤモヤした。
ノートの裏付けになるお父さんの真相告白まではきちんと組み立てられていたと思うし、途中からこの人が本当のお母さんなんだろうなぁと予測がつきながらも、どんな結末を迎えるかが気になった分、何となくあっさりというか核心がぼかされているような終わりに、あまりスッキリしないのかも。
結果的に親は打ち明けたし余命もないから気分はスッキリして去ったのだろうけど、突然全てを打ち明けられた主人公と弟の側になったら、自分の中で理解も消化も出来ないまま置いていかれて、そのままお終いってなんだかなぁ。
小説の方は知らないが漫画にすることで描きにくい点もあったかもだけど、読んでいたこっちが消化不良って感じ。