本当に相変わらずの話のぶっ飛びっぷりで現実味の欠片もなくて、現実を意識せずに読めるのである意味安心感を持って楽しめて良いですね。
そして相変わらずのエロさです。まゆさんらしい綺麗な絵を描かれるので、下手なTLよりよっぽどエロくてドキドキします。エロ漫画好きにはたまらないのでは。
しかし、この作家さん作品は毎度のことながら読者がストーリーについていくのが大変。だんだんとストーリー性あるのかないのかすら分からなくなってきます。
主人公の目指すアイドル?とやらが凄く軽くエロく描かれているのでなんだかなぁ。いつもの頭空っぽで可愛いだけの主人公。そして、そんな主人公を信じられないほどに愛する超絶イケメン。の、この作家さん作品の味とも言えるワンパターン。
毎度笑えちゃうくらい男がイケメンで、世界を動かせるほどの手腕を持っているんですよ。
こんな男に狂うほどに愛されてみたい…というドS男子好きはハマれると思います。
しかしストーリーがぶっ飛びすぎでどうハマれば良いのか私には分かりませんでした。
イチャイチャしてたかと思ったら急にケンカして、そのケンカのレベルがおかしくてマネージャーに暴行したり主人公を無理矢理犯してもそれが許されてスルーされるヒーローって…w
そしてこの作品において主人公がトップアイドルを目指しているのはとても重要な話……かと思いきや、急にダイジェストで一話の内にいきなり主人公がトップアイドルになってそしてすぐにやめるっていうジェットコースター展開。一瞬、巻数間違えて一巻読み飛ばしたのかな?と焦りましたが、そうじゃなかった。これがこの作品の普通なんだなと唖然としました。さすがまゆさんです。
個人的に、まゆさん作品は正直、主人公に興味持っても仕方ないですね。イケメンすぎる男に愛されてエロい事をしてるのを見て楽しむエロ漫画なのだと思いました。
次々とイケメンが現れては、キスは挨拶、愛撫も挨拶…?!ってくらいエロ展開が待っているので、そういう作品が好きな人には美味しい展開満載だとは思いました。
この作品はワガママ坊っちゃんとの恋って感じのストーリーですが、まゆさんの前作のキャラクター達が出し惜しみされることなく存分に出演している豪華ぶりなので、この作家さんのファンなら絶対読むべきですね。そういったコラボ?パロディ?重視な部分もある作品なのだと思います。