ネタバレ・感想ありサーカスの娘オルガのレビュー

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ロシアサーカスが舞台
2024年8月31日
マシュマロ以来ぶりにルンルン作品読みました!
オルガのストーリーに一気引き込まれました。
ロシアの時代背景と歴史がとてもよく反映されていたのも素晴らしいです。
買って良かった!
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愛らしい画風の中で毒も含まれる初恋の話❗
ネタバレ
2023年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 幼い二人が初恋をした話。 でも二人は身分格差が激しい。
オルガが、彼に抱き着いたら母親が、醜く歪んた顔で「卑しい子」と言ったのが忘れられません。
差別と偏見は激しい母なのですね。
紆余曲折あって、オルガはサーカスの花形になったけど。戦争もあり、最後には彼らは結ばれるけど、大丈夫かあ?と不安になりました。
身分や環境も違う人たちがずっと一緒に居られるのは難しいんじゃないかと思いました。😩
まあどもあれ幸福な結末で良かったです。😊

世界観の余韻で、力が漲ってきます
ネタバレ
2023年7月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 20世紀初頭のロシアに生きた女性の半生。サーカスの娘、オルガ。
閉じた線画の様式美のような世界には、豊かな色彩と夢の中を浮遊するようなサーカスの魅力が溢れています。オルガの成長を通して、愛と美と生きる喜びに魅了されていく人々の力強さが見えた時、心が震えました。
自分を哀れむ事をやめたら、故郷へのノスタルジーを超えていく。自身の心の炎を燃やす事で、何度も世界を変えていく。大きな世界で、愛する人々を想い、今を生きる選択ができる。
当時2回の世界大戦で世界中が不安定な時代。極端な物資不足と飢饉、ロシア革命…激動の中、翻弄されていくロシアの人々の生活が垣間見えました。
今一人ひとりの心はまだ生き延びているのだろうか、いのちより大切な希望の光は、新たな心を燃やす火種はあるか。
漫画で、久しぶりに味わう感覚です。
山本先生の描ききった世界観の余韻が、自分の世界を内側から変えていくようです。
子供に読ませたい大人の童話
ネタバレ
2023年1月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 少女は全てを呑み込み、決意を秘めてステージに立つ。愛らしく、子供の様な笑顔で、演技で、観客達を虜にする為に、敢えて描かなかったのであろう、最も盛り上がるシーン。想像する間も無く次のページでユーリィの成長した姿と壁に貼られた、オルガとレオの成功を示すポスター。コレが2巻のラスト、大胆な端折り方に驚いた。多くを描かず、読者に理解させる、作画と共に傑作だと思う。
とても面白かった
ネタバレ
2023年1月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんとも懐かしい感じの可愛い表紙でちょっと昔の本なのかと思ったら最近の作品だったみたいです。とても面白かった。絵の雰囲気と舞台になるサーカスや時代背景が合っていて全3巻ていう短いお話だけど完成されてて満足度が高い。絵柄的に始めは子供向けの内容かと思ったけどそうでも無くて私は最後の方では少し感動してしまった。手元に置いて宝物にしたい素敵な漫画でした。最後まで引き込まれて読み進めて、美しいオルガの笑顔が見られて良かった。
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ミロ〜ン!
2022年8月13日
20世紀初頭、ロシアのサーカス団を舞台にしたお話。サーカスというとボリショイサーカス、木下大サーカスと小さい頃見に行ったのを思い出します。『おさるのミロン』がかわいすぎちゃって毎度探してしまう、私の今夏No.1
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あなたは私の光
2021年10月14日
フォロー様のレビューから。
舞台は20世紀初頭のロシア。親をなくし孤児となったオルガはサーカス団に売られる。
たった一人、身一つで放り込まれたサーカスの世界は過酷で寂しくて。でも他に行き場所もなくて。。そんな中オルガは一人の少年と出会う―――。

絵がすごく可愛くて綺麗。背景も人物も、マトリョーシュカ人形の絵がそのままマンガの世界になったみたい。
ラスト、どういう終わらせ方にするのかずっと気になってた。
こうくるのか……。
人によって感想が変わってくる終わり方かもしれない。オルガの選んだ道には別の道もあったから。
読み終わったあとしばらく頭の中でグルグルしたけど、フォロー様の仰っていた「凛として生きる」という言葉が浮かんだとき、思わず「ああ」と声が漏れた。
絵にも物語にも、祈りのような美しさを感じた。

フォロー様、素敵な作品を紹介していただきありがとうございました。読んでよかった。素晴らしかったです。
凛とした女の子におなりなさい
2021年10月3日
阿久悠氏による、時に私の道標となってくれる詩です。
本作を読後、主人公オルガからこの詩を思い起こされました。
実はある小説を購入したくて、かの有名な熱帯雨林を散策している過程で偶然に知った作品でした。なので山本ルンルン先生も初読みでした。どうしても読みたい衝動に駆られて紙で購入。(シーモアさんごめんなさい)
この可愛らしい絵から、これ程まで力強い物語が展開されるとは…。勿論それを期待していたけれど、その予想を遥かに越えて打ち震えました。
貧しさ故、旅のサーカス団に引き取られた少女オルガの物語。20世紀初頭のロシア、そしてサーカス団。作者さんが綿密に調べられたそうで、生温くないストーリーにどんどん引き込まれました。
1巻2話のターニャのくだりで、この作品が間違いない事を確信しました。
そして最終巻の青年の言葉に私の心も晴れ晴れしく歓喜の声を上げていました。
生きる強さ、美しさ。私も凛と生きて行くのだと改めて自分に誓いました。
やっぱりいいなぁ
2021年4月6日
ハルタで読んでましたけど、とてもかわいい絵ですよね
それぞれのキャラクターの心の変化をとても繊細に描かれていて、毎号楽しみにしていました。
舞台がロシアっていうのがいいのかもしれないです。
扉絵がとてもかわいくておしゃれで驚きました
全3巻とは思えない
2021年1月1日
全何巻もの壮大なラブストーリーを読んだかのようでした。
ラストはとっても感動。
山本ルンルンさんの絵も可愛らしいです。
苦しい時代でもエンターテイメントは輝く
2020年12月21日
ハルタ連載の作品はほんとハズレがないですね。童話の挿し絵のような絵柄にシビアな描写というのが意外で良かったです。20世紀のロシアには陰気なイメージを持っていましたが、エンターテイメントを楽しむ人々の明るさに触れられた気がしました。
大河みたい!良い意味で表紙に騙された
ネタバレ
2019年8月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ オシャレでキュートな絵柄に反して、ストーリーでは少女オルガが差別や理不尽さに何度もくじけそうになりながらも芸でもって熱く美しく立ち上がるという、反骨性にあふれている。それでいてロマンチックな結末。登場人物それぞれの立場や心情が表情ひとつで伝わってくる。3巻では御曹司だったユーリィが戦争の中でボロボロになりながらも自分の存在意義を見出だしてゆく喜びは迫るものがある。
最後
ネタバレ
2021年3月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 打ち切りだったのかな?
最後急に年月経ちすぎてて・・・
結婚式公演の最中にユーリィの元へ飛び込むほど二人の間に何かあったっけ?
ユーリィが絵を捨てて志願兵になったのも唐突で理由がわからなかった。
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作家名: 山本ルンルン
ジャンル: 青年マンガ 恋愛
出版社: KADOKAWA
雑誌: HARTA COMIX