加害者家族の末息子が自分がまだ生まれていない時代にタイムスリップして、過去の父親と共にまだ起きていない事件の阻止と真犯人の捜査にあたる。
その父親は元の世界では大量殺人犯とされていて、その家族は事件後は世間から責められ不幸だった。
何故タイムスリップしたのかは分からないが、冤罪と信じて、まだ事件前の明るい家族を守ろうと主人公がもがく一方で、真犯人は着々と計画を進めているのだ。
映画になりそうな複雑なストーリー。
しかし解決したら、過去を変えたことでこの主人公の存在はどうなってしまうのか?
過去といっても平成元年、いくら田舎でも殺人事件ならDNA検査とかもう少し科学的な捜査はないんだろうか?
多少モヤりながら解決するまで読むのをやめられない。