才能があるが故の生きにくさに苦しむ早川と、自然体で包容力のある紺野。その二人の高校時代と三年後のお話。
紺野は心が広くて、ほんと男前。絵が綺麗だから、更にイケメン度アップして見えます。
読後感の良い作品だと思います。
余談ですが、被写界深度ってどういう意味か調べたら、写真の被写体側の距離の範囲で、ピントが合っているのは一つの平面上に見えるけど、実はその前後でも像をとらえている範囲があり、その範囲のことを言うらしい。この作品に置き換えるなら、物事を一面的にとらえず、多角的に見てみるということなのかな…。