舐めてた...。前作はいけたから、今作もいけるかなーって。舐めてた。
重い...。前作の比じゃない重さ。心が色んな感情で死んだ。
もう誰に感情移入したらいいのか分からん!
誰も彼もどれも辛すぎる!!!
これは、いい意味で漫画本である事がすごく合ってる。
小説や映画では伝わりきらない。
映画では心理描写が伝わらない。小説では表情や仕草が伝わらない。
漫画本だからこそ、全てが繋がる。
久しぶりにこんな気持ちになった。
本当に誰かの恋愛を見ている様だった。
こんなに近くで物語を見ているのに、決して当事者にはなれない、感情移入しようなんてそんな甘ちゃんな事が許されないほど一人一人が生身の人間だった。
あくまで第三者の目線でしか追うことのできない絶対に立ち入ることのできない関係というか絆というか傷というか、こんなに読んでもまだ彼らを理解しきれない分からない部分が多すぎてそこがまたリアルさを感じた。
辛いって言ったけど、幸せもちゃんとあって、日々の幸せの奥底に消えない傷や思い出をしまって生きていく所もすげーリアルだった。
最後のアルバムはやられた。あれは弓にしか思いつかない事で弓にしかしてあげられない事。あの1冊で過去の林田と弓の深い愛情と現在も幸せを願う思いやりを感じた。こんなに詰まった作品なのに綺麗にまとまってる事が本当にすごい。さすがおげれつたなか先生としか言いようがない。
えちしーんもあっぱれ。