全体的に、漫画の構成や展開が雑で、出来事の辻褄もあっておらず、物語に引き込まれる部分、感情移入出来る部分がない。物事を箇条書きに羅列したものを読んでいるような気分だった。
あと、最初の方、義手の主人公が電車の優先席に居座るシーンは、作者が障害者を馬鹿にしているのが透けて見えて、とても不愉快だった。障害があっても別にただの人間なんだから、義手つけてても若くて足腰丈夫なら、普通にお年寄りに席譲れよ、と私は思うが。種類に関わらず、障害があれば優先席に座らせるべきでしょ、って考えは、障害者を弱者として差別してないと出ない発想だと思うわ。こういう、良識を盾にした差別主義者がいじめを語るのは、白ける。