大学合格をきっかけに一人暮らしをすることになった6歳年下のいとこが、久しぶりに会ったらドS悪魔になっていて、翻弄されながらお付き合いするお話。無料期間にて8巻まで読了済み。
天使のように可愛くて優しいいとこのたっくんが、実はとても策略家で、ドSなところがとてもツボでした。自分の可愛さを理解していて上手く使っているところや、芹夏以外には興味が薄く冷たい対応なところ、だけど芹夏には恐いほど一途でえちな時はドSになるところなど、ちょっと闇があるずる賢さが上手く描かれていて、カッコいいとは違うけどとても好きなタイプでした。芹夏がちょっと隙がありすぎて年上らしさに欠けていましたが、いつでもえちにトロトロになってしまうところも良かったです。
ただ、当て馬的存在や互いの立場の違いなどでたびたび問題が起こるものの、その波風がさざ波そよ風程度で、いつも同じようにあっという間に問題が解決してしまうので、巻が長くなると少し飽きてしまうかもしれません。たっくんと芹夏の結びつきが揺るがないのも嬉しいですが、全く危機感を感じないというのも面白味に欠けるかなと思いました。でも、瀬尾との対決も気になるので、機会があったら続きを読みたいと思います。