まず、小田原先生のファンタジー索引は 一度 読みだすと その世界に引き込まれて、魅了されるので、一気読みが 自分の中では気に入っています。そして、この作品も一気読みしました。この作品のヒーロー二人は 苦しい過去や現在を背負っていて、その合間に 二人の魂が入れ替わるのだけれど、生きたいという切実な当たり前な欲望と笑ったり楽しいという気持ちを味わることや自分の気持ちに寄り添ってくれる人たちに出会って、年長者の花さんのほうが、ハナちゃんと自分のために頑張って 元に戻る方法を探ります。花さんをサポートしてくれるのがイケメンな二人のいとこたち。あぁ、眼福。(と思ったのは 花さんも 同じ、笑) とにかく どきどき ハラハラして、時には 彼女たちの過去や現在を振り返って、悲しいなぁ、切ないなぁ、でも 頑張ってって思っちゃいました。小さなヒントが パズルピースを埋めていくかのように、話は進んでいきます。っていうか、双六かな。時には 前に進め、時には、元に戻れ、又は そこで、立ち止まって。人生ゲームって言ってもいいかもしれないですね。最後の終わり方、しっくりきて よかったです。