前作「僕は君のいいなり」続編で、表題作のみ全6話+描き下ろしで合計230ページ。前作ではやっとこれからというところだったので、続きが見れて嬉しいです。前作ではちょっと分かりにくかった木下ですが、今回は分かりやすく溺愛系になってて、しかもかなり嫉妬とか独占欲とかが凄い!独占欲の強い溺愛系の攻めがとても好きで、そんな攻めにズブズブに甘やかされる受けという構図が大好物なんですが、壇野先輩、ただでは甘やかされてくれませんでした。ゲイの自分がノンケの彼氏にワガママ言っていいのか?と我慢しちゃうタイプで、健気と言えば健気なんですが、個人的に好きな「健気」の度合いを超えていてちょっと卑屈で面倒くさい感じになっていたのが残念でした。まぁ過去の経験からそう考えてしまうのも分かるんですが、あんなに木下が真っ直ぐ好意を伝えてくれているんだから、もう少しポジティブでいてほしかったかな。カミングアウトした壇野先輩と木下の友人たちは、それで態度を変えることもなく好印象でした。前作よりエロも増えた気がしますが、所々であれ?これ身体どうなってるんだ?とデッサンとか構図が気になるところがありました。