長くなってきたので、読者としてはそろそろ、龍が美久と結婚するまでのなれそめを、恋愛心理のはぐらかしなしに、真正面から描いてほしいですね。少しマンネリ化しているように感じます。
あと、この作品では徹底して恋愛や性的な要素の描写が回避されていますが、ふたりの夫婦としての機微を婉曲にでも描いてほしいです。そうすることでより、奥行きが出て、心に響く作品となるのではないでしょうか。
このふたりは同志的な、親友的な信頼感で結ばれた夫婦というだけではなく、男女としても惚れ合っている仲なのか?そこを描いてほしいです。一人娘の、極道者との結婚を許して受け入れたお義父さんお義母さんサイドの気持ちが分かる話も読みたいですね。