ずっと気になっていた作品ですが、セールで安くなっていたので衝動買いしました。試し読みの雰囲気のまま、暗くてジメジメした展開がずっと続くので１巻だけではなく２巻セットで購入されると、後に引けず読みきるだけと覚悟がつくのでオススメです。二巻になっても展開はキツイですが、３月20日を過ぎてからは、だんだん力が抜けて、最後にふっと笑える展開で終わるので、しみじみと良い作品だ…と息をつけました。いつも、何をしても、これでいいのかと正解を探して足掻きもがく苦しさを二巻通してたっぷりと味わえます。芸能界モノが好きで題材重視で読んだ一作ですが、これは生きる孤独とか、ねたみや羞恥で七転八倒する主人公に感情を寄せてぐちゃぐちゃな気持ちにさせられる読書ドMな読者向きです。私は、好きと言いきれないけれど、嫌いじゃないです。
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