親を選んで生まれては来られない。全くもって頭の痛い話です。けれど23歳のサラ、何をしていたの?クレシーという存在にも腹は立つけれど、父親の経理を任されていて借金に気が付かないなんてありえません。クレシーの口車にまんまと乗せられた形になっているけれど、本心はどうであれ行動を起こしていないのは同意したも同然。クレシー同等にサラにも腹が立ちます。祖母の善意に付け込んで家に上がり込み、孫婿にお熱ですか、随分あざとい。ルークが言った通り「この結婚は罰だ」しかし、ルークはサラにどんどん惹かれていくけれど、私には住むところを亡くした子(幼い弟)持ちの女性に対する同情にしか見えません。家政婦として優秀で子守としても使える女性が素晴らしい女性という観点からそれを愛にすり替えているようでものすごく不快。「愛している、本当に」なんて調子よすぎて鼻で笑ってしまいます。最後まで怒りが消えず残念でした。